<大相撲一月場所>◇三日目◇16日◇東京・両国国技館  17歳の九州男児は、これからどれだけ大きな相手と取組を重ねるだろうか。序二段六十七枚目・名島(湊)が序二段六十八枚目・黎大丸(式秀)と対戦、惜しくも小手投げで敗れたが、体重では倍、体の…

<大相撲一月場所>◇三日目◇16日◇東京・両国国技館

 17歳の九州男児は、これからどれだけ大きな相手と取組を重ねるだろうか。序二段六十七枚目・名島(湊)が序二段六十八枚目・黎大丸(式秀)と対戦、惜しくも小手投げで敗れたが、体重では倍、体の厚みでは3倍はあろうかという相手に健闘し、ファンからは称える声もあった。

【映像】体の厚みが3倍はある相手と戦う17歳力士

 名島は熊本県熊本市出身の17歳。令和四年三月場所が初土俵で、最高位も序二段四十三枚目だ。177センチ・92キロとこれからまだまだ体を大きくして、上の番付を狙いたいところだ。この日の相手となった黎大丸は172センチ・188.3キロという巨漢。体重は倍以上あり、立ち合いを捉えたカメラが両者を横から捉えると、体の厚みは3倍はあるように見えた。

 立ち合いから鋭く攻め立てた名島だったが、なかなか相手の重さに苦労し攻略の糸口が掴めない様子。それでも諦めずに攻めたことが功を奏したか、土俵際まで追い詰めることに成功した。ただ、最後は体重にものをいわせた黎大丸の小手投げに振られてあえなく逆転負け。惜しい星を落とし、体重無差別級で行われる大相撲の厳しさを味わうことになったものの、ファンからも声援が届いていた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)