プロ野球セ・リーグのタイトルパートナーであり、日本最大の発電会社として脱炭素社会の実現に挑んでいる株式会社JERAでは、挑戦を続ける選手や彼らを支える球団スタッフ、そしてファンとともに“かけがえのない日常がずっと続く未来”を目指して「JE…
プロ野球セ・リーグのタイトルパートナーであり、日本最大の発電会社として脱炭素社会の実現に挑んでいる株式会社JERAでは、挑戦を続ける選手や彼らを支える球団スタッフ、そしてファンとともに“かけがえのない日常がずっと続く未来”を目指して「JERA セ・リーグ CHALLENGE」を繰り広げている。
その一環として、JERAがセ・リーグの球団の協力のもと、持続可能な社会を目指すため、廃棄予定であったものを加工して新しい製品へと生まれ変わらせる“アップサイクル”活動を実施。セ・リーグ各球場でペットボトルを回収する取り組みが、年間を通して実施された。
■東京ヤクルトスワローズ(2023年7月22日@明治神宮野球場)
2023年4回目の「アップサイクルプロジェクト」は7月22日、東京ヤクルトスワローズ対阪神タイガースの一戦が行われた東京都新宿区にある明治神宮野球場で実施。100年近い歴史を持つ球場前の正面入口前にJERAのペットボトル回収ブースが設置された。
猛暑日となった当日、試合の開場1時間前には「スワローズブルー」や球団の“応燕カラー”である「燕パワーグリーン」のユニフォームに身を包んだ気合い十分なファンが続々と来場した。ペットボトルを両手に抱えたり、ビニール袋いっぱいに詰め込んだものを持参したり、あるいはその場で飲み干して回収に協力するファンもおり、あっという間にペットボトルは山積みになっていった。
さらにJERAのブースを盛り上げるために、球団のオフィシャルダンスチーム「Passion」が登場し、ブース前で暑さを吹き飛ばすエネルギッシュなパフォーマンスを披露した。一方、球団マスコットつば九郎は、ペットボトルをたくさん集めて事前に持参。「環境のために普段から行っていることは?」の質問に「のこさずたべる」と書き記すと、「ながくいきるために、ちきゅうとなかよくしましょう!!」とメッセージも送った。
最終的にこの日の「アップサイクルプロジェクト」に717人が参加し、計880本のペットボトルが回収された。
■広島東洋カープ(2023年8月4日@MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島)
2023年5回目の「アップサイクルプロジェクト」は夏真っ盛りの8月4日、広島東洋カープ対読売ジャイアンツが行われた広島県南区のマツダスタジアムで実施した。今回は球場の「正面ゲート」「メインゲート」「JR側ゲート」の3箇所にブースを設置し、どのゲートでもペットボトルを回収できる体制が整えられた。
最高気温35度を超える猛暑日となった当日、ビン、缶、ペットボトルの持ち込みが禁止されているマツダスタジアムでは、ファンは球場外に設置されたブースで飲み物を紙コップへ移し替えてから入場する。今回はその際に出た空きペットボトルもまとめて回収された。本プロジェクトを事前に知って自宅から大量のペットボトルを持参したファンも多くいた。
そこに球団マスコットのスラィリーも登場。自らペットボトルを持参すると、ペットボトルつぶしにも挑戦。鼻からピンクの“鼻ピュー”を出してブースを盛り上げた。ファンからは「他球場に負けないように家からペットボトルをかき集めてきました!」「限定ポストカードももらえるし、カープの応援の一環になればと思って持ってきました!」などの声が聞かれた。
そしてこの日、「アップサイクルプロジェクト」にはこれまでで最多の4011人が参加し、4697本のペットボトルが回収された。他球場よりも回収しやすい「特別ルール」だったとは言え、これまで4球場での累計(4122本)を超える本数のペットボトルにスタッフも驚きだった。
■阪神タイガース(2023年11月25日@阪神タイガースクラブハウス)
2023年最後の「アップサイクルプロジェクト」は、“アレ”を成し遂げた阪神タイガースとともに実施された。これまで各球団の試合開催日にファンの協力を得て実施し、累計8819本のペットボトルを回収してきた中で、最終回は「また違った形」での実施となった。
今回の舞台は、阪神甲子園球場に隣接する阪神タイガースのクラブハウス。その一角にペットボトル回収機とボトルスカッシュを設置し、選手や球団職員、メディアの方々が、飲み終えて空になったペットボトルを回収機に投入する形で実施した。
阪神タイガースでは、以前から球場でのビール用プラスチックカップやペットボトルの回収・リサイクルを行うなど、すでに様々な環境活動に積極的に取り組んでいる。球団事業本部営業部の西垣宏祐さんは「日頃より阪神甲子園球場でのお取り組みにご協力いただいているファンのみなさまには選手、球団職員一同、非常に感謝しています。今後も球団・球場を通じて、日本一のファンのみなさまとともに環境保全に関する活動を加速させていきたいと思っています!」と話した。
そして選手を代表し、この日の取り組みに参加した伊藤将司投手は「これまでファンのみなさまに球場でのエコ活動にご協力いただいていましたが、球団職員や我々選手も積極的にエコ活動が行える環境を整えることで、みんなでエコに対する意識を高めていきたいです」と語り、今後の活動継続・拡大を宣言した。
日本最大の発電会社であるJERAは、再生可能エネルギーの積極的な導入や、CO2を出さないゼロエミッション火力発電への挑戦などを通じて、脱炭素社会の実現に挑戦している。子どもたちが大好きな野球をいつまでも楽しめる未来のため、JERAは「大きな夢に向かって、ひとつずつ。これからもJERAは、できることから着実に、クリーンな未来に向けて活動を続けていきます」と宣言している。