女子テニスでダブルス元世界ランク77位のT・ムーア(英国)は23日にSNSを更新し、テニスの不正を監視することを目的とした機関、ITIA(国際テニス インテグリティ・エージェンシー)からプレー禁止処分が取り消されたことに言及。2022年5…

女子テニスでダブルス元世界ランク77位のT・ムーア(英国)は23日にSNSを更新し、テニスの不正を監視することを目的とした機関、ITIA(国際テニス インテグリティ・エージェンシー)からプレー禁止処分が取り消されたことに言及。2022年5月27日に暫定の出場停止を受け約1年半プレーから離れていたことから「19か月にわたる精神的苦痛があった」と明かした。
31歳のムーアは2022年5月27日にドーピング検査で陽性反応が検出されたため暫定の出場停止処分が下された。そして今年12月14日と15日、この判決に関する公聴会が開かれた。
その結果、独立裁判所は検体採取の数日前に摂取した肉が汚染されており、それが検出された禁止薬物の出所であると発表。したがって両選手には違反について過失がないと判断した。
この発表に関してムーアはSNSで以下のようにつづった。
「19カ月。失われた19カ月。私の名声、ランキング、生計が徐々に失われていった19カ月。精神的苦痛の19カ月。この期間を経て、チームと私は最初から分かっていた答えをようやく知らされた」
「私たちが経験したことを再構築し、修復し、回復するには19カ月以上かかるだろうけどこれまで以上に強くなって戻ってくる。2024年にテニスコートで会えることを楽しみにしている」
なお、ITIAは世界の特定の地域における食肉汚染のリスクに関する情報を全ての選手に向けて発信しており、それを今後も継続していくとした。
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