ポスティングシステムでメジャーリーグ移籍を目指していた山本由伸投手が21日(日本時間22日)、ナ・リーグ西地区の強豪ドジャース入団に合意した。12年3億2500万ドル(約462億円)の超大型契約は、総額では投手史上最高額。大谷翔平投手に続く…

ポスティングシステムでメジャーリーグ移籍を目指していた山本由伸投手が21日(日本時間22日)、ナ・リーグ西地区の強豪ドジャース入団に合意した。

12年3億2500万ドル(約462億円)の超大型契約は、総額では投手史上最高額。大谷翔平投手に続く強豪チーム移籍に伴い、山本の来季成績予想も変動したようだ。

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■防御率3.97は辛口予想も、強力打線の援護に期待

米データサイト『fangraphs』の成績予測システム「Steamer(スチーマー)」は、来季の山本を184イニング投げ12勝9敗、防御率3.97、WHIP1.20、奪三振率9.78と予想。勝利貢献度を示す指標「WAR(Wins Above Replacement)」は、今季の千賀滉大投手と同じ「3.4」とした。ドジャース合意前は11勝、178奪三振だった数字が上方修正。イニング数が18回、奪三振数が22個上乗せされる結果となった。

直近3年間の公式データによると、本拠地ドジャースタジアムは安打と三塁打が出にくく「投手有利」の指標が多い一方で、本塁打の出やすさだけが上位2番目という特徴を持つ。防御率3.97は辛口予想だが、強打者たちに一発を浴びるケースは増えると見られている。今季メジャーリーグの平均防御率は4.33で、投高打低のプロ野球時代よりも数字が落ちる可能性は高い。

ドジャースのチーム得点圏打率は、メジャー30球団で3位の.276を誇る。今季チーム100勝のうち先発投手が62勝を挙げており、大谷を加えた超強力打線が山本を手厚く援護してくれるため、多少の失点を許しても十分に勝ち星を積み重ねていけるだろう。

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(H.Ariga/SPREAD編集部)