メンフィス・グリズリーズは、12月19日(現地時間18日、日付は以下同)に敵地ペイコム・センターで行われたオクラホマシティ・…

 メンフィス・グリズリーズは、12月19日(現地時間18日、日付は以下同)に敵地ペイコム・センターで行われたオクラホマシティ・サンダー戦を97-116で落とし、5連敗となった。

 ザイエア・ウィリアムズが19得点7リバウンド5アシスト、デズモンド・ベインが17得点5アシストを残すなど計4選手が2ケタ得点を記録も、チームはウェスタン・カンファレンス13位の6勝19敗と低迷。

 グリズリーズは先発センターのスティーブン・アダムズ(右ヒザ)が今シーズン絶望のほか、控えビッグマンのブランドン・クラークがアキレス腱断裂のため復帰時期が未定。さらに現在はマーカス・スマート(足首)、ルーク・ケナード(ヒザ)、デリック・ローズ(ハムストリング)、ビスマック・ビオンボ(背中)もケガのため欠場中と、戦力ダウンに苦しんでいる。

 それでも、翌20日のニューオーリンズ・ペリカンズ戦で、看板選手が待望の今シーズン初出場を飾ることは間違いなく朗報。インスタライブ中に拳銃を見せたことでリーグから25試合の出場停止処分を科されていたジャ・モラントが、ようやくプレーすることが可能となった。


 16日のメディア応対で、モラントは「コートに立てていなかったとはいえ、完全に責任を負う。自分の決断が理由で、チームメートたちと戦うことができなかったのだから」と、チーム低迷に責任を感じていると発言。

 さらに「ひどい日々だった。つらかったよ。でも、こうしたなかで支えてもらったことが大きな助けになったのは間違いないね。そこに頼るしかないという時もあった」と話しており、復帰に向けて準備を進めてきた。

 サンダー戦後、テイラー・ジェンキンズHC(ヘッドコーチ)は「健康面については、彼はフィジカル面で素晴らしい状態にある」と切り出し、こう続けていた。

「今はとにかく、NBA仕様のゲームシェイプにアジャストすること。だが彼がどれほどハードにプレーしているかは知っているから、明日(ペリカンズ戦)は全力でプレーすることになるだろう。ただ、出場時間がクレイジーになるとは予想していない。なにかしらの制限があるとも思っていない」

 ケガ人続出の状況ということもあり、モラントはペリカンズ戦でさっそくフル稼働する見込み。24歳のポイントガードは、2年連続でオールスター入りしているリーグ有数の選手で、昨シーズンも平均26.2得点5.9リバウンド8.1アシスト1.1スティールを残していただけに、グリズリーズがこの苦境から抜け出す助けとなるのではないだろうか。

【動画】昨シーズンにモラントが繰り出した超人的プレー集はこちら!