12月20日(水)に園田競馬場で行われる兵庫ゴールドトロフィー(3歳上・JpnIII・ダ1400m)。ダート短距離戦線を締めくくるハンデ重賞で、今年はJRAから4頭、地方から7頭が出走する。  兵庫県競馬で行われている3つのダートグレー…

 12月20日(水)に園田競馬場で行われる兵庫ゴールドトロフィー(3歳上・JpnIII・ダ1400m)。ダート短距離戦線を締めくくるハンデ重賞で、今年はJRAから4頭、地方から7頭が出走する。

 兵庫県競馬で行われている3つのダートグレード競走のうち、地方所属馬の勝利が一度もないのが当レース。今年は楠賞の1、2着馬など有力馬が揃っており、初戴冠に期待がかかる。発走予定日時は20日(水)の16時ちょうど。主な出走予定馬は以下の通り。

■セキフウ(牡4、栗東・武幸四郎厩舎)

 2歳時には同舞台の兵庫ジュニアグランプリを制し、3歳春には海外遠征も経験するなど、ダートの短中距離でさまざまなレースに出走してきた。今夏には北海道シリーズに参戦し、大沼Sで2着、マリーンSで3着に入り、エルムSでは豪脚発揮でひさびさの重賞制覇。豊騎手&幸四郎師の“武兄弟タッグ”が、師走の園田を沸かせるか。

■ボヌールバローズ(牝3、大井・福永敏厩舎)

 昨年8月に大井競馬場でデビューし、3戦目に笠松のラブミーチャン記念で重賞初制覇。続く東京2歳優駿牝馬、今年の東京プリンセス賞でともに2着となり、南関東の牝馬路線をけん引した。今秋には秋の鞍で2着、前走の楠賞を勝利と、地方全国交流の3歳重賞で活躍。世代屈指の実力誇る地方馬が、軽ハンデを武器に番狂わせを狙う。

■サンライズホーク(セ4、栗東・牧浦充徳厩舎)

 芝1800mで迎えた初陣は15着だったが、2戦目でダート短距離に転じると開眼。13番人気の伏兵評価を覆して初白星を飾ると、一気の4連勝でOP入りを果たした。昇級4戦目となったサマーチャンピオンでは、初めてブリンカーを着用して逃げ切り重賞初制覇。前走で確立したレーススタイルに持ち込み、同じダ1400mで重賞連勝を目指す。

 そのほかにも、田口貫太騎手の重賞初制覇がかかるマルモリスペシャル(牡4、栗東・大橋勇樹厩舎)、6月に北海道SCを制したケイアイドリー(牡6、栗東・村山明厩舎)、地元期待のタイガーインディ(牡6、兵庫・保利良平厩舎)などが出走を予定している。