17日、皇后杯・全日本女子サッカー選手権5回戦がカンセキスタジアムとちぎ(栃木県)で行われ、三菱重工浦和レッズレディース…

17日、皇后杯・全日本女子サッカー選手権5回戦がカンセキスタジアムとちぎ(栃木県)で行われ、三菱重工浦和レッズレディースは日体大SMG横浜を2-0で下した。

試合後、楠瀬直木監督は「このようなゲームでは、ジャイアントキリングが一番怖かったです。案の上、日体大SMG横浜の選手たちはのびのびとやっていて、足が止まることもなく、我々もなかなかチャンスをつくれませんでした。ボールを握っていると言っても良いプレッシャーがあったのでかなり拮抗したゲームになり、1点を取ったものの、顔つきは日体大SMG横浜の選手のほうが明るい顔をしてやっているくらいでした。どこまで届いたかは分かりませんが、途中で『怖い顔でサッカーをするな』と言ったくらいです。そのくらいの厳しいゲームでしたが、何とか2点を取って無失点で終えることができました」と振り返る。

その中、FW菅澤優衣香が20分に先制点を呼び込んだ。

自陣からのロングパスのこぼれ球をMF伊藤美紀が前線のスペースに流すと、これを菅澤が右足で振り抜いた。「菅澤には『まだまだやれるんだ』というところを見せてほしいですし、期待に応えてくれたと思います」とエースの働きを評した。

次はベスト4を賭けジェフユナイテッド市原・千葉レディースと対戦。21年大会ぶりとなる優勝を目指す浦和の進撃は止まらない。