大城は今季キャリアハイの16本塁打をマークした(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext 今オフの国内FA戦…

 

大城は今季キャリアハイの16本塁打をマークした(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 

 今オフの国内FA戦線もいよいよ終わりが見え始めた。

 去就が注目された山川穂高(西武からFA)はソフトバンク入団が決定的となり、ヤクルトと交渉を行った石田健大(DeNAからFA)は熟考の末に、DeNA残留を選択したと伝えられている。

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 ほかにも加藤貴之(日本ハムからFA)は4年の大型契約を結び日本ハムに残留、山崎福也(オリックスからFA)は日本ハムに移籍を決断した。

 また今季は経験豊富な左腕が市場に出たことから「左腕FA」ともいわれたが、果たして、来オフの〝主役〟はどういった顔ぶれになるのか。

 一つ注目されているのは「強打の捕手」というキーワードだ。巨人大城卓三捕手は先に契約更改交渉に臨み、今季年俸8000万円から5000万円増の大幅アップの1億3000万円でサイン(年俸は推定)した。

 今春のWBCにも侍ジャパンの一員として世界一奪回に貢献、シーズンに入ってからは勝負強さを発揮、一時はクリーンアップも務めるなど打棒も注目を集めた。

 134試合に出場して打率・281、16本塁打、55打点とキャリアハイの成績を残した主戦捕手をめぐっては、順調にいけば来シーズン中には国内FA権を取得する。チームでは同じく捕手ポジションの小林誠司に対し、4年契約(今季で終了)を結んでいた経緯もあり、球団の出方も注目されていたがフタを開けてみれば、従来通りの単年契約となった。

 ただ最近ではFA取得前年に主力選手には複数年契約を提示し、流出を防ぐという流れは一般的となってきている。果たして大城が扇の要としてV奪回につながる貢献を示せるか、来オフにどんな決断を下すかも注目となりそうだ。

 また同じく来季序盤にも国内FA権を取得予定、「キノタク」の愛称でも知られるドラゴンズの正捕手、木下拓哉捕手は今オフの契約更改交渉で球団から複数年契約を提示されたものの、単年契約を選択した。

 木下は6月のロッテ戦で右手甲を骨折。2か月近く戦線離脱を強いられた。その間、チームは日本ハムからトレードで宇佐見真吾を獲得。その宇佐見は8月にリーグタイ記録となる月間3度のサヨナラ打を記録するなど、木下不在の中、存在感を示した。

 木下は今季89試合に出場、打率・237、5本塁打、26打点。2021年には11本塁打をマークするなど、球界でも「強打の捕手」として打撃での貢献も評価を高めている。

 捕手は育成にも時間がかかり経験豊富な捕手はどの球団も求めている側面はある。昨オフ、西武からオリックスにFAで移籍した森友哉は攻守でチーム3連覇に貢献。改めてその価値を自身で示したのも記憶に新しい。2人の去就判断によっては来オフのFA市場の目玉ポジションともなりそうだ。

 ほかにも捕手以外のポジションに目を転じれば、38年ぶり日本一に輝いた阪神の主砲、大山悠輔内野手の選択にも注目が高まっている。今オフの契約更改では、1億5000万円増の2億8000万円(年俸は推定)でサイン。一方でこちらも来季中に取得予定のFA権をめぐって球団サイドからの複数年契約は断り、単年を選択したとされる。

 今季は全143試合に「4番・一塁」で先発出場。打率・288、19本塁打、78打点。状況に応じてのチーム打撃もしっかりこなし、チーム躍進のキーワードとなった四球に関してリーグトップの「99」を記録。選球眼の良さで勝利をもたらした。一塁へ全力疾走を怠らない姿なども称賛されている。

 いずれにせよ、3選手ともチームの根幹をなす主力選手であることは間違いない。FA取得年というのは気合が入るもの、迎える2024シーズン、果たしてどんなパファーマンスを見せ、チームに貢献できるか。注目を集める存在となりそうだ。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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