「WTT女子ファイナルズ2023」は15日、女子シングルスの1回戦が行われ、早田ひなは陳夢(中国)と対戦。フルゲームの末、2-3で敗れた。 東京五輪金の陳夢相手に直近6連敗を喫していた早田だったが、この日は第2、3ゲームを奪い一時は逆転。し…

「WTT女子ファイナルズ2023」は15日、女子シングルスの1回戦が行われ、早田ひなは陳夢(中国)と対戦。フルゲームの末、2-3で敗れた。

東京五輪金の陳夢相手に直近6連敗を喫していた早田だったが、この日は第2、3ゲームを奪い一時は逆転。しかし、最後は経験豊富なベテランに押し切られ惜敗となった。

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■直近6連敗も奮闘

早田は試合後、「陳夢選手とは6回くらい対戦してるんですが、惜しい試合は2、3回くらいあった」とこれまでを振り返りつつこの日のポイントに第4ゲーム開始時の陳夢のタイムに言及。「2-1になった時から勝ってる流れで相手が着替えに行ってからちょっと相手が違う角度から試合をしてきた。自分自身がそこについていけなかった」とコメントした。

それでもフルゲームにもつれ込んでの戦いには充実感もにじませる。「混合団体から3日くらいしか練習ができないなかでそこで得たものを試合で試すことができて、いつもより未来を感じる試合だった」と語り、「1本というより1球の差が勝利を分けたポイント。今までは1、2本の差だったけど、今日はラリーをやってる中での1球の差で負けてしまった」と世界トップオブトップでの戦いの厳しさも感じていた。

また日本開催となったWTTシリーズで大歓声を浴びた早田は、「競ってるときだったり迷ってるときとかに自信をもってと言ってもらえたり、頑張ってと言ってもらうその一言で自分自身も勇気づけられて、来てもらうみなさんに結果で恩返しがしたかった。それができなかった悔しさがある」と涙をにじませながら感謝を述べた。

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(Y.Imoto/SPREAD編集部)