【プレミアリーグ】エヴァートン 2-0 チェルシー(日本時間12月10日/グディソン・パーク) 若さがプレーに出た場面だった。チェルシーのFWムドリクは敵陣のペナルティエリア内でボールが宙に浮いたことを確認すると迷わず突進。タイミング的にも…

【プレミアリーグ】エヴァートン 2-0 チェルシー(日本時間12月10日/グディソン・パーク)

 若さがプレーに出た場面だった。チェルシーのFWムドリクは敵陣のペナルティエリア内でボールが宙に浮いたことを確認すると迷わず突進。タイミング的にもボールに触ることは難しかったが、派手に突っ込み、クリアしたエヴァートンMFオナナにアフターチャージする結果に。解説も「これは危ない」と指摘するほど、誰の目にも明らかなラフプレーだった。

【映像】リプレイで悪質さ判明 “危険タックル”の瞬間

 チェルシーが1点を追いかける展開で迎えた86分、左サイドのボックス近辺でミハイロ・ムドリクやイアン・マートセンらでパスを回してエヴァートンの隙を伺うと、3列目から飛び出したモイセス・カイセドがうまい形で抜けて、同選手が左足で中央に折り返した。

 このクロスは精度が足りず、ジェームズ・タルコフスキが足に当ててクリア。しかしこれが宙に浮く形でルーズボールになると、ムドリクは迷わず突っ込んだ。すると、先にボールに触れたエヴァートンMFアマドゥ・オナナにアフターチャージを見舞う形になり、負傷者が出てもおかしくないような危険なタックルになってしまった。

 解説を務めた粕谷秀樹氏は「これは危ないですね。ボールを見ないでいっていますからね」とコメント。ムドリクの危ないプレーに苦言を呈している。

 視聴者から「退場にならなくてよかったな」とコメントが綴られたように、すでにムドリクはイエローカードをもらっていた。そのなかで、2枚目のイエローカードが出てもおかしくない危険なタックルを仕掛けるのはリスクマネジメントの観点からもあまりに無謀であり、彼の“若い”プレーに批判が浴びせられるのは当然だろう。

(ABEMA/プレミアリーグ)