【プレミアリーグ】アストン・ヴィラ 1-0 アーセナル(日本時間12月10日/ヴィラ・パーク) アストン・ヴィラ対アーセナル戦で起こった微妙なゴール取り消しシーンに、元プレミアリーグ戦士のレジェンドたちはまったく納得できないようだ。現地メデ…
【プレミアリーグ】アストン・ヴィラ 1-0 アーセナル(日本時間12月10日/ヴィラ・パーク)
アストン・ヴィラ対アーセナル戦で起こった微妙なゴール取り消しシーンに、元プレミアリーグ戦士のレジェンドたちはまったく納得できないようだ。現地メディア『football365』が伝えている。
アーセナルはプレミアリーグ16節でアストン・ヴィラと対戦。7分に流れるようなパスワークに翻弄されて失点すると、どうしてもゴールが奪えず、そのまま時計の針は90分を迎える。
ここで問題シーンが勃発する。右サイドに流れたマルティン・ウーデゴールのクロスを、ファーサイドのハヴァーツがトラップ。DFマティー・キャッシュ、GKエミリアーノ・マルティネスと交錯しながらも最後は右足で蹴り込んでネットを揺らした。
しかし、直後に主審のホイッスルが吹かれる。VARチェックの後、ハヴァーツが手でボールをコントロールしたとして、ノーゴールになったのだ。ただ、キャッシュと交錯して避けられないハンドに見え、かなり微妙な判定。アーセナルの選手たちは猛抗議したが、結局はゴールが認められなかった。
この微妙シーンを批判したのが、元プレミアリーグ戦士のレジェンドたちだ。まず、英国放送協会『BBC』の人気番組『MATCH OF THE DAY』に出演した元イングランド代表FWでアーセナルのレジェンドでもあるイアン・ライトは、次のようにコメントした。
「ボールは複数選手の周辺にあった。ボールはキャッシュの手に当たった後にハヴァーツの手に触れている。それでも得点が取り消された。最も馬鹿げたルールだ。サッカーのみならず、すべてのルールの中で最も馬鹿馬鹿しい」
このコメントには、同番組のMCで元イングランド代表FWのゲイリー・リネカーも、「あえてゴールを阻止するようなルールになっているのか理解できない。なぜなんだ?」と同調した。
さらに衛星放送『SKY』では、元イングランド代表MFのジェイミー・レドナップも問題シーンを批判。「くだらないルール」とこちらも怒り心頭だった。
「なぜあれがハンドになるんだ? キャッシュに当たったボールがリバウンドし、それがハヴァーツの手に当たっただけだ。今のルールでは、ボールが手に当たった後にゴールになると、カウントされない。くだらないルールだ。私たちはこれらのルールのせいで常に混乱に陥っている」
アーセナルは結局1点が奪えずアストン・ヴィラに敗北し、プレミアリーグ首位の座をリヴァプールに明け渡すことになった。問題シーンの代償はかなり大きかった。
(ABEMA/プレミアリーグ)