【プレミアリーグ】アストン・ヴィラ 1-0 アーセナル(日本時間12月10日/ヴィラ・パーク) 冨安健洋の不在に、日本とイングランドのファンが嘆き節だ。首位決戦に先発出場したイングランド代表DFのベン・ホワイトだったが、決勝ゴールに関与する…
【プレミアリーグ】アストン・ヴィラ 1-0 アーセナル(日本時間12月10日/ヴィラ・パーク)
冨安健洋の不在に、日本とイングランドのファンが嘆き節だ。首位決戦に先発出場したイングランド代表DFのベン・ホワイトだったが、決勝ゴールに関与するなど低調で批判の的に。12月2日のウォルバーハンプトン戦でふくらはぎを痛めて負傷離脱中の日本代表DFの不在を嘆く声が続々と出ている。
プレミアリーグの首位に立つアーセナルは、16節で3位のアストン・ヴィラとの上位対決を迎えた。しかし7分、アストン・ヴィラの華麗なパスワークに守備ブロックを崩されて失点。これが決勝点となり敗れ、首位陥落となった。
この失点シーンで問題となっているのが、右SBとして先発したホワイトの対応だ。ジョン・マッギンのマークについていたイングランド代表DFは、ボールがボックス内に入った際、距離を詰めきれず。楽々と反転を許してシュートを打たせてしまった。
試合後、ミケル・アルテタ監督は「ホワイトはシーズン序盤で素晴らしいパフォーマンスを見せていた」と前置きしつつ、「先月初めごろに負傷した筋肉のせいで、コンディションが狂ってしまった。本来はサイドラインで時間が使える選手だが、それは実現しなかった」と、この日のプレーに満足していないことを明かした。
また地元メディア『football London』は、「失点の際にタイトさが足りず、マッギンにターンしてシュートを打てる時間を与えすぎた。守備についてはずっとベストとは程遠く、調子を落としている。アーセナルは、彼がこの不調から抜け出せることを祈るしかない」とし、オレクサンドル・ジンチェンコやガブリエウ・マルティネッリとともにチーム最低の「採点5」を付けている。
またSNS上では冨安と比較する声も多く、日本のファンは「ホワイト、コンディションのせいか知らんけど守備の寄せ悪いよなあ。冨安がいたら問題なくスタメン奪えてるレベル」といったコメントや、「結局、冨安怪我してホワイト起用し続けないといけないっていう去年と同じ構図」、「ホワイトはコンディションが戻ってないな」とコンディションを心配する声が挙がった。
さらに海外のファンも、「ジンチェンコとホワイトはディフェンス能力を向上させる必要がある、ティンバーとトミヤスが本当に恋しい」、「本当にトミヤスに戻ってきてほしい」、「ずっと言ってきたが、ホワイトは基本的に何事においても平均的。それでおしまい。トミヤスにはもっと体調を整えてもらいたい」、「トミヤスが欠場した2試合でホワイトは守備面で最悪だった」など辛辣な言葉が綴られている。
今季アーセナルのSBは、両サイドでプレーできる冨安が重宝されてきた。10月のクラブ月間MVPに輝いた日本代表DFは、11月に入るとプレミアリーグで4試合連続スタメン出場して攻守で躍動。ただ、前記した通り現在は負傷離脱中で、少なくとも年内復帰は絶望的と報道されている。さらに夏に獲得したオランダ代表DFのユリエン・ティンバーも長期離脱中だ。
そんな中でホワイトのパフォーマンスがなかなか上がらないため冨安を恋しむ声が出ているが、当面はイングランド代表DFのコンディションが上がることを期待するしかないだろう。
(ABEMA/プレミアリーグ)