総合格闘技団体「RIZIN」の榊原信行CEOが「ABEMA」格闘チャンネル公式YouTubeで、19日に開催されるオープンフィンガーグローブ(OFG)着用の立ち技格闘技イベント『FIGHT CLUB』のメインカード「朝倉未来 vs. YA-MAN(ヤーマン)」の勝敗を予想した。試合の様子は「ABEMA PPV ONLINE LIVE」にて全試合生中継される。

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■「面白い試合になるのは間違いないが……」

突如として発表されたこのカードに、榊原CEOは「面白いんじゃないですか?彼(朝倉)としては初のキックボクシングルール。俺からすると凄いリスクがあると思うんだけど」と興味深く見守っているとした。

朝倉の現状については「ケラモフとの一戦に、格闘家人生をかけてたとは言わないけど、それに近い覚悟と決意と自信を持って臨んであの結果だから、そりゃあ放心状態にもなる」とし、「それでも闘うことには意欲がある、かと言ってRIZINという舞台で今の順位決定戦の順列で『誰と次やる?』というところからは距離を置きたい気持ちは分かる」と理解を示した。その上で、『FIGHT CLUB』参戦については「その中で新しいチャレンジをしてみる、それが未来にとっての新しい発見になったらいいなと思っているが、それにしては大胆な挑戦だなと思っている」と懸念があるとした。

榊原CEOは「YA-MANは本番に強い。当日のアイツの鬼気迫る闘いぶり、スイッチの入れ方は半端ないので」とYA-MANの勝負強さを評価。「“未来圧勝”と世の中の人は思いたいのか、予想しているけど何言ってんの?と。俺は(朝倉が)YA-MANにKOされるんじゃないかと」と、YA-MANのKO勝ちを予想した。続けて「大ピンチというか、ナメてると酷い目に遭う」と朝倉に警鐘を鳴らす。

朝倉については、「今までに出会ったことのない格闘家であることは間違いない。格闘技の才能以外に、自己プロデュース、BreakingDownを発案する発想力など才覚に富んだ人」と評価した一方で、「それが彼の弱点。もっと格闘技に打ち込んで、格闘家としてのポテンシャルを全面的に引き出すことができないくらい色んなことをやり始めているし、色んなことがやりたい人。優先順位が一番高いことが格闘技だとしても、そこに100%のエネルギーを注げない、時間を投下できないということは朝倉未来という格闘家を今の位置に留めてしまっている」と分析した。

YA-MAN戦で朝倉が敗れた場合については、「どうなるんですかね。『負けたからまたイチから頑張ります』という雰囲気でもない。未来の言う通り、期待せずにもう引退したと思っておけばいいんじゃないですか」とし、「格闘技だけに舵を切ることができないほどのポジションと責任を背負い込んでいるので、圧倒的にYA-MANにボコボコにされるようなことがあれば、格闘家としては引退したと思ってあげた方が……期待するファンの気持ちも分かるけど、それは未来にとってもすごくストレスだし、重圧だ」とファンへの理解を求めた。

最後に、今回の一戦は「朝倉未来の今後に影響を及ぼす」とし「試合はめちゃくちゃ跳ねる、面白い試合になるのは間違いない。勝ち負けも含めて終わった後に『次の朝倉未来に何を求めるか』というファンの声も結果によって大きく変わるだろうし、今の日本、世界の格闘技界での彼の存在感が変わる」と、今後の朝倉の立場を左右する大一番になると予見した。

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(A.Kudo/SPREAD編集部)