JRAは11日、第48回エリザベス女王杯(GI、京都芝2200m)の前日最終オッズを発表した。 ローズS2着の大器・ブレイディヴェーグ(牝3、美浦・宮田敬介厩舎)が単勝2.4倍で1番人気、昨年の覇者ジェラルディーナ(牝5、栗東・斉藤崇史厩舎…

JRAは11日、第48回エリザベス女王杯(GI、京都芝2200m)の前日最終オッズを発表した。

ローズS2着の大器・ブレイディヴェーグ(牝3、美浦・宮田敬介厩舎)が単勝2.4倍で1番人気、昨年の覇者ジェラルディーナ(牝5、栗東・斉藤崇史厩舎)が単勝4.7倍で2番人気、秋華賞3着のハーパー(牝3、栗東・友道康夫厩舎)が単勝8.6倍で3番人気。

以下が10倍以上で、昨年2着馬のライラック(牝4、美浦・相沢郁厩舎)が単勝10.1倍で4番人気、良血・サリエラ(牝4、美浦・国枝栄厩舎)が単勝13.1倍で5番人気と続く。

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■抜けた1番人気に危険信号

過去10年で1~3番人気が揃って連対したのは1回のみで、1、3着の組み合わせは3回ある。よって、2着に中穴が突っ込んでくる可能性が高いレースとなっている。

単勝2.9倍以下の1番人気は【0.0.1.2】で、なんとか3着に入れたのは2019年のラヴズオンリーユー。馬券外に沈んだヴィブロスとレイパパレはいずれもルメール騎手が騎乗していた。ブレイディヴェーグを頭まで狙うのはリスキーな要素が多い。

全体成績の悪い2番人気だが、単勝オッズ3.9倍以下でも【1.0.1.4】と、3倍台に突入するか微妙なジェラルディーナも狙いづらい。3番人気は4勝を挙げているが、勝ったのはすべて単勝6.9倍以下。ハーパーの勝ち負けまではどうか。

単勝50.0倍以上で勝利したのは阪神開催時のアカイイトのみで、それを除くと勝ち馬は「6番人気以内で単勝19.9倍以下」から出現している。今年は3番人気以内馬の勝利に期待するには心許ない傾向のため、このあたりを加味するとライラック、サリエラ、ディヴィーナに食指が動く。

馬連は(1)ブレイディヴェーグ-(7)ジェラルディーナが6.9倍、(1)ブレイディヴェーグ-(3)ハーパーが9.2倍、(1)ブレイディヴェーグ-(6)ディヴィーナが15.4倍と続く。3連複もブレイディヴェーグが中心に売れており、(1)ブレイディヴェーグ-(3)ハーパー-(7)ジェラルディーナが11.7倍、(1)ブレイディヴェーグ-(6)ディヴィーナ-(7)ジェラルディーナが19.1倍、(1)ブレイディヴェーグ-(7)ジェラルディーナ-(13)サリエラが21.1倍。

3連単は(1)ブレイディヴェーグ-(7)ジェラルディーナ-(3)ハーパーが35.7倍、(1)ブレイディヴェーグ-(3)ハーパー-(7)ジェラルディーナが39.9倍。ブレイディヴェーグが絡まない馬券は(7)ジェラルディーナ-(3)ハーパー-(6)ディヴィーナの組み合わせで206.1倍となっている。

■11日・前日最終オッズ

人気

馬名

単勝

1

ブレイディヴェーグ

2.4

2

ジェラルディーナ

4.7

3

ハーパー

8.6

4

ライラック

10.1

5

サリエラ

13.1

6

ディヴィーナ

13.7

7

ルージュエヴァイユ

15.7

8

マリアエレーナ

15.8

9

アートハウス

20.0

10

ゴールドエクリプス

36.1

11

ビッグリボン

43.6

12

シンリョクカ

58.5

13

イズジョーノキセキ

86.1

14

ククナ

90.1

15

ローゼライト

162.2

※出馬表・結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合し確認してください。

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文●SPREAD編集部