11月10日(現地時間9日、日付は以下同)。ロサンゼルス・クリッパーズが、バックアップセンターとしてダニエル・タイス(インデ…

 11月10日(現地時間9日、日付は以下同)。ロサンゼルス・クリッパーズが、バックアップセンターとしてダニエル・タイス(インディアナ・ペイサーズ)をトレードで獲得することに関心を示していると『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。

 クリッパーズにはイビツァ・ズバッツという先発センターがいるものの、バックアップのメイソン・プラムリーが7日のニューヨーク・ニックス戦で負傷。左ヒザの内側側副靭帯を捻挫したことで、約2カ月間の戦線離脱と報じられている。

 このチームは今月2日に成立した3チーム間トレードで、フィラデルフィア・セブンティシクサーズからジェームズ・ハーデンとPJ・タッカーを獲得。カワイ・レナード、ポール・ジョージ、ラッセル・ウェストブルックにハーデンというスーパーカルテットを形成した。

 その一方で、ニコラ・バトゥーム、ロバート・コビントン、マーカス・モリスSr.、ケニョン・マーティンJr.というフォワード陣を放出していた。そのため、タッカーこそいるものの、フロントコートの控えが手薄になっていた。

 NBAキャリア6年を誇るタイスは、今夏の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」でドイツ代表の一員として大会平均10.9得点5.4リバウンド1.9アシストを残して優勝に貢献した203センチ111キロのビッグマン。

 だがペイサーズ在籍2年目の今シーズンは、開幕からローテーション入りできておらず、9戦目となった10日のミルウォーキー・バックス戦で初出場。31歳のセンターは、来シーズンの契約がチームオプションとなっている。

 もっとも、同記者によると、ペイサーズはタイスのトレードに関してはオープンな姿勢ながら、取引を急かしているわけではないため、他チームからのオファーを見て検討していくことになるかもしれない。

 プラムリーのケガはシーズン絶望ではないため、クリッパーズとしては今後の約2カ月間をどのようにして乗り切っていくかに注目していきたい。