インカレ直前対談の最後を飾るのは、田井健志主将(スポ4=香川中央)、塚本智宇(スポ4=富山・高岡向陵)、渡辺航平(人3…
インカレ直前対談の最後を飾るのは、田井健志主将(スポ4=香川中央)、塚本智宇(スポ4=富山・高岡向陵)、渡辺航平(人3=神奈川・桐光学園)。ディフェンスの要である3人に関東学生秋季リーグ(秋季リーグ)の振り返りと全日本学生選手権に懸ける思いを伺った。
※この取材は10月10日に行われたものです。

左から、塚本、渡辺、田井
――簡単に自己紹介をお願いします
田井 キャプテンの田井健志です。ポジションは色々やっていて、試合によって違いますが、どこでもできます。
渡辺 (背番号)12番ゴールキーパーの渡辺航平です。人間科学部に所属しています。よろしくお願いします。
塚本 塚本智宇です。ポジションはゴールキーパーです。よろしくお願いします。
――右隣の選手を紹介するかたちで他己紹介をお願いします(塚本→渡辺、渡辺→田井、田井→塚本)
塚本 彼の名前は渡辺航平と言ってですね、今年から大活躍している選手です。彼は非常に面白いです(笑)。日頃の生活を皆さんに見てほしいところですが、紹介できないのが悔しいですね(笑)。
田井 浅っ(笑)。
渡辺 田井健志選手です。健志さんはキャプテンで非常にしっかりしていると言いますか、素晴らしい人で人柄もプレーも素晴らしいです。なんせ面白いところがやっぱり良くてですね、今日の対談、非常に楽しみにしております。いつも頼りがいがある先輩です。
田井 ハードルを上げられて困っているんですけど、いつも僕は早スポさんと話しているので、気楽にやらせてもらおうと思います。塚本くんはですね、やっぱり世代を代表するゴールキーパーと言っても過言ではないかと。
塚本 過言だよ(笑)。
一同 (笑)。
田井 僕たちの世代でナンバーワン、ナンバーツーのゴールキーパーだと思っています。個人的には高校の時に全国大会(全国高等学校選抜大会)の決勝戦で塚本くんと試合をして、その時からすごく上手なキーパーだなと思っていて。で、大学で一緒にプレーすることになって本当にうれしいです。4年間一緒にやってきて本当に頼もしいチームメートだと思っています。
――先ほどおっしゃっていた通り、田井選手と塚本選手は2019年の春の選抜大会の決勝で対決していますが、3人が初めて会ったときの第一印象を教えてください(田井→渡辺、渡辺→塚本、塚本→田井)
田井 渡辺航平くんはですね、ちょっと早めに僕たちと合流しまして。3月ぐらいに僕たちが練習で体育館にいたんですけど、その時に前監督の鈴木監督(鈴木健文、昭52教卒)が学ランの状態の渡辺航平くんを連れてきて、(渡辺が)めちゃくちゃ緊張していて、今よりも2倍ぐらい目細くて(笑)。
塚本 もうなかったね(笑)。
田井 もう緊張しすぎて目がなくなっていて、それで体育館入ってきて「こんにちは」みたいな(笑)。元々野球やっていたらしくて礼儀正しさは、めちゃくちゃあったんですけど、本当なんか野球部っぽい挨拶で、なんだこいつ、こんなやつと一緒にやっていけるのかと思ったら、もう今こんな感じなんで(笑)。すごく面白かったです。
渡辺 智宇さんですね、第一印象なんですけど、智宇さんはちょっと名前が覚えにくいなって(笑)。
一同 (笑)。
田井 たしかに(笑)。
渡辺 ち?ちた?塚本さんって最初呼んでいました。
一同 (笑)。
渡辺 僕は高校からハンドボールを初めて、映像でお二方をずっと見ていました。その見ていた存在が、こうして隣にいることがまずすごいなってのはあったんですけど、映像ではプレーをしているところしかないので、実際会ってみて智宇さんはチャランポランだなって。
一同 (笑)。
渡辺 そういった第一印象ですね。未だに変わらないところではあります。
塚本 田井くんはやはりすごいです。僕らの初めての練習で、狩野くん(狩野直樹、スポ4=埼玉・浦和学院)っていう人が4年生にいるんですけど、僕と狩野君は一緒ぐらいの日程で1年生の時初めて練習に参加して、田井くんだけ僕たちより先に練習していたんですけど、やっぱり人と関係を作るのがとても上手で。僕たちは先輩に絡みづらいなっていうのがあったんですけど、田井くんは本当に最初からどんな先輩に対してもコミュニケーションをとっていました。1番覚えているのが、山陽っていう焼肉屋さんに連れていってもらった時に、ザブトンっていうめちゃくちゃ高い焼肉があるんですけど、(先輩に)「お前頼めよ」みたいな。「俺らがお金出すから頼めよ」って言われても僕たちが頼めないところを田井くんは4、5皿ぐらい頼みましたね。
一同 (笑)。
田井 遠慮したら失礼かなと思ってね。
塚本 そういった印象が残っていますね。
――第一印象と比べて今の印象はいかがでしょうか(田井→渡辺、渡辺→塚本、塚本→田井)
田井 航平くんは結構変わったかなと個人的には思います。最初が真面目すぎただけで、本来の自分を出してなかったっていうのもあるんですけど、大学3年生になった今の航平くんが本来の航平くんだと思うので、今の一面を知ることができて僕は良かったです。より仲良くなれて楽しくやっているので良かったです。
渡辺 智宇さんは変わらずですよね(笑)。一時たりとも基本的に日常生活で真面目なところを見たことがないです。今日もずっと昨日から「何時集合ですよ」とか「〜の服着てきてくださいね」っていう連絡をずっとしているのに、既読ついたのが先ほど14時。
一同 (笑)。
渡辺 非常に緊張しました(笑)。でも試合での真面目なところとか、練習中もめっちゃ(シュートを)止める日とか、真面目にやっているところのギャップはやっぱり素晴らしいなと感じています。
塚本 田井くんは出会った時から一貫してキャプテンにふさわしい人格だなと思います。やっぱりキャプテンを決める時ってちょっと迷うことがあるんですけど、僕はもう1年生の時から、あーこいつは絶対キャプテンになるんだろうなと思っていました(笑)。
――ハンドボールを始められたきっかけを教えてください
田井 兄がハンドボールをやっていたのが大きいのと、友達に誘われたのがきっかけですね、そんな深い理由はないです。
渡辺 僕は小中と野球をやっていたんですけど、高校で競技を変えようと決心がついた時に体育を教えてくれていた先生がハンドボール部の顧問だったこともあり、入部を決めました。
塚本 僕はですね。実は中学一年生の時はバスケットボール部に所属しておりまして(笑)。
田井、渡辺 知らない(笑)。
塚本 言ってるやん(笑)。最初バスケ部にいたんですけど、近くに住んでいる先輩からの「お菓子あげるからハンドボール部来ない?」っていう誘いに乗ってしまってハンドボール部に所属することになりました。
「続けた先には何かあると信じて今ここに」(田井)

これまでのハンドボール人生について振り返る田井
――ハンドボールを辞めたいと思ったことはありますか
田井 高校の時はほぼ毎日辞めたいと思っていましたね(笑)。勝ってからは良かったんですけど、勝つまでの特に1、2年生の間とか先輩がいる時は結構怖かったし、先生もめちゃくちゃ厳しくて、練習も厳しくて。そういう時は結構辞めたいって思ったんですけど、続けた先には何かあると信じて今ここにいます。
渡辺 えっと、進行中です(笑)。
一同 (笑)。
渡辺 大学に入ってからは早く引退したいなっていう気持ちを持ちながらも一生懸命やっています。早く野球をしたいです!将来の夢はプロ草野球選手です(笑)。
塚本 僕も渡辺くんと一緒で大学2年生の頃までは本当にもう毎日辞めたいとずっと言っていたんですけど、やっぱり3、4年になると、後輩や同期に愛着が湧くというか、最後までどうせならやりきろうっていう気持ちが今は強いです。
――ハンドボール人生で一番印象に残っている試合はありますか
田井 僕は高校の選抜大会で塚本君の高校に勝った時の試合が1番印象に残っています。その試合にかける思いとかもあって、顧問の先生がその大会が最後だったので。あとは日本一になりたくて(香川中央高校に)入って、1年生の時からとても苦しい思いをしたからこそ優勝できたのは印象に残っています。
塚本 僕も一番印象に残っているのは田井くんの高校との決勝戦ですね。逆に田井くんと違ってそれまで高岡向陵高校に入ってからあんまり負けてなくて。それこそ自分が1年生、2年生の時も氷見高校にいつも負けるぐらいで、他は負けてなかったんですけど、田井くんとの決勝戦を境に負け続けるようになってしまいましたね(笑)。ちょっと調子を狂わされたというか、あそこは人生の分岐点でしたね。
渡辺 僕はわりと最近なんですけど、去年の関東学生秋季リーグ(秋季リーグ)第6戦の筑波大戦(○30―27)が印象に残っています。それまで秋リーグ始まってから全然(シュートを)止められなくて、コーチとか先輩から怒られてたんですけど、僕自身そこで頑張れたというか、なんとか折れずにやって、その試合では2本ペナルティスロー時に出場して、U−21の大浦和真選手(3年)と朝野暉英選手(4年)っていうどちらもすごい選手なんですけど、その選手たちからペナルティスローを止めることができて試合に勝つことができたのは、すごい印象に残っています。
――田井選手に質問です、母校の香川中央高校が今年の函館でのインターハイ(全国高校総体)で日本一に輝きましたが、刺激はもらいましたか
田井 そうですね、(インカレと)同じ函館での全国大会ということで、あと僕は教育実習で母校に行っていて、その子たちとハンドボールしたりとか教えたりというのがあったので、愛着もあった分うれしかったですね。今も国体(国民体育大会)をやっているんですけど、今日勝ったみたいでベスト4なので、今後も勝ち続けてくれることを祈ります。
――目標にしている選手はいますか
塚本 筑波大学の僕の一個下の大山翔伍くん(3年)っていう選手がいるんですけど、練習でもいつもちょっとふざけているというか、彼はいずれ日本を代表するゴールキーパーになると思うので尊敬しています。
渡辺 アフリディ・マシャールさん(4年)っていう筑波の大山くんの次によく出ているキーパーなんですけど、ポジション的に僕と似ているところもあるし、やっぱりキャラが素晴らしいなと思います。あと出てきた時にはしっかり止めるので、そういったところはやっぱ尊敬します。
田井 目標っていうのはちょっと難しいんですけど、メンタリティの部分で大崎電気の西山尚希選手(平29社卒=現大崎電気オーソル)っていう方ですね。香川中央高校の先輩で、早稲田大学の先輩でもあって、プレー的には(自分とスタイルが)全然違うんですけど、試合の中での声かけを昔から見ていて本当にかっこいいなと。諦めない姿だったり、ハンドボールに対する真面目な姿勢だったりというのは、本当に尊敬しています。
――ここからは秋リーグの話に移ります。改めて今季のリーグ戦を振り返っていかがですか
田井 秋リーグは本当に苦しい1か月でした。特に最初は負けが続いたり引き分けとかで勝てる試合で勝つことができなかったりとか、苦しい状況が続いたんですけど、だからこそチームとして大きく成長できた秋リーグだったかなと思います。
渡辺 僕も同じで、最初の5試合が終わった時点で勝ちが無くてすごく焦りを感じていました。そんな中で6戦目に勝てたことがとてもうれしかったです。個人的にもレベルアップできた秋リーグだったので、苦しいながらも良い思い出というか、良い印象を持っています。
塚本 先ほどの2人も言ったとおり苦しい試合が多かったです。僕は秋リーグ後半はあまり試合に出ず、ベンチから見守っていたんですけど(笑)。それでも活躍する後輩の姿をたくさん見ることができて。早稲田大学って人がいつも少ないみたいなことを毎年言われていて、入れ替え戦とかもいつも怪しいんですけど、やっぱり一番上の立場に立ってベンチから見ているとみんな頼もしい後輩だなと思いますし、そういった意味ではある意味良い秋リーグだったのかなと思います。
――今年の試合で印象に残っているものを教えてください
田井 僕個人としては秋リーグの中大戦(○31―30)が印象に残っています。中大は春リーグ(関東学生春季リーグ)の王者であり昨年度のインカレも優勝している本当に強いチームですが、そこに対して選手層が厚くない中であのようなスタープレーヤー達に勝ったことは個人としてもチームとしても本当に自信になった試合だったかなと思います。
渡辺 やっぱりこの前の日体大戦(△30―30)は今考えたら印象深くて。コーチの方が僕自身が一番実力を発揮できるタイミングで投入してくれたのもあって、前の2戦とかと同じようなパフォーマンスができたんですけど、後半25分で集中力が切れまして(笑)。4本くらい立て続けにロングシュートを決められてリタイア、結果も同点で終わってしまったというところで、今まで感じたことの無い悔しさをあの試合で感じることができ、成長につながったのかなと思います。
塚本 僕が一番印象に残っているのは早慶明定期戦の明大戦(△30―30)ですね。今まで見たことがなかったレッドカードを見ることができまして(笑)。
一同 (笑)。
塚本 まさかサイドシュートで飛んでいる相手に対しタックルをかますとは。しかもそれをやった選手がうちのキャプテンということで、一番印象に残っているというか、お土産話にはなってしまうんですけど(笑)。
田井 人生初のレッドカードなんですよ。大学4年にして初めてもらうことができて、光栄でもあったかなと思います(笑)。でもレッドカードで僕がいなかったにも関わらず、以前(秋季リーグ)大敗した明治大学に競ってくれたというのは本当に素晴らしかったと思います。
――春と秋で戦ってみてどのような違いを感じましたか
塚本 自分は春に比べて出場回数自体少なくて、どちらかというと見守る立場になったんですけど…、あまり変わってないかな(笑)。航平くん以外にも大武くん(大武蓮、社2=神奈川・川和)というゴールキーパーがいるんですけど、その子も明大戦(●26―37)で出て速攻のパスを出してくれて。ゴールキーパーの面では変わらず堅守速攻のスタイルが受け継がれているなと感じました。
渡辺 僕自身は、春はほぼ出ていないです。秋からは試合に絡めるようになりました。今まではベンチから見ていて2、3点差は苦しいなと思っていたんですけど、実際(キーパーに)入ってみたら2点くらいだったら大丈夫かなとか、前半3点ビハインドだったらまあ大丈夫でしょとか、点を取られてもオフェンスが取り返してくれるというか。そういったポジティブな思考が生まれるようになったのは僕自身の変化であり、チームとしても成長した証しなのかなと思います。
田井 変わったところといえば、チームの雰囲気やチーム力というところは良くなったかなと思います。春では面と向かって言えなかったことが秋リーグを通して言えるようになったりとか、チーム内でのコミュニケーションが増えたりとか。けがしていた守屋くん(守屋雄司、スポ2=神奈川・法政二)が戻ってきてくれたというのもあるんですけど、新しく起用される選手たちを自信を持ってコートに送ることができるというか。航平くんもそうですけど、同期の奥くん(奥崇大、スポ4=北海道・札幌月寒)だったり、これまで出場機会が多くなかった選手たちが自信を持って出場できる機会が増えたところが変わった点かなと思います。
――リーグ戦を通して成長した部分はありますか
渡辺 気持ちです!
塚本 困ったらそれ使う(笑)。
渡辺 気持ちは実際本当に成長しました。夏を過ごす中で今やっていることは間違っていないと実感しながらも、実際のリーグ戦で結果を残すことは難しいなと最初は感じていたんですけど、中大戦できっかけをつかむことができて。前に言ったように、ビハインドの展開でも自分が止めることができるし味方も(点を)取ってくれるといったような思考が生まれだしたのはある種の成長なのかなと感じています。
田井 航平くんと似ていますが、チームとしても個人としても気持ちの面で自信がついたかなと思います。今までは消極的なプレーをしていたところも秋にはちょっとチャレンジしてみようとか。そういったことが上手くいったのが自分の自信にもつながりましたし、チームとしてやっていることが上手くはまった時はチームとしての自信がつきました。そういう面で気持ちが成長したかなと思います。
塚本 僕も2人と一緒で気持ちの面ですね。成長したというか余裕ができたというか。春リーグまではずっと試合に出ていて、調子が悪い時でも立て直さなきゃなと考えることがあったんですけど、最近は調子が悪い時は次で変わろうと気楽に思えるようになりました。そこはゴールキーパー陣として余裕ができたかなと思います。
――春、秋ともに上級生のみならず下級生の活躍も目立ったリーグ戦となりましたが、来年度特に期待したい下級生の選手はいますか
田井 難しいな…。みんなに期待しているんですよ僕は。だからこそ難しいんですけど、強いて挙げるなら1年生の小柴くん(小柴創、スポ1=千葉・昭和学院)ですかね。あの子は春から秋までほとんどの試合に出場してくれています。1年生でここまで出場することなんてめったに無いと思うんですけど、彼はただ出るだけでなく活躍もしてくれて、今もディフェンスの要を担ってくれています。秋リーグを経てレベルアップもしましたし、これからインカレとか冬のシーズンを挟んでさらに成長してくれると思いますので、来年の試合で成長した彼の姿を見るのがすごく楽しみです。
渡辺 僕も迷うところですけど、個人的にこいつは来るよって選手を挙げます。やはり、鍋島弘樹(スポ1=福井・北陸)はもう一皮二皮剥けてくれるかなと。弘樹は春から出場機会を貰っていて、健志さんがけがしていた中でその穴を埋める活躍をしていました。秋は実力の壁にぶつかる様子が見られたように感じたんですけど、練習の中で素直にその悔しさと向き合えるのが彼だと思っているので、来年は得点王の白築琢磨(文構3=東京・早実)に負けないくらい点を取って勝利に貢献してもらいたいと思います。
塚本 ゴールキーパー陣を挙げたいところなんですけど、だいぶ前から一押ししている選手がいましてですね。下級生ではないんですけど、速水くん(速水駿太、文構3=東京・巣鴨)という選手がいまして。あまり試合に出ていないのでご存じないかもしれないんですけど、彼は一番早稲田らしいというか。練習前に誰よりも早く来て真面目にストレッチをしていますし、一番付き合いが長い後輩なので今までの頑張りをたくさん見てきました。今年の奥くんのように、自分たちの代になって思い切りプレーすることにより上手くなる選手はたくさんいるので、速水くんには一皮剥けて、白築くんに対抗できる存在になって欲しいなと思います!
――みなさん上級生ですが、特に仲の良い後輩は誰ですか
渡辺 僕はみんな好きなんですけど、1年生だったら真大(所真大、社1=岡山・総社)とか創(小柴創、スポ1=千葉・昭和学院)とかそれこそ弘樹とか。
田井 みんなやん(笑)。
渡辺 強いて言うなら、2年生の西村悠吾(人2=千葉・市川)と守屋雄司は一目置いている存在です。2人とも真面目で実力もありますし、悠吾は学部の後輩で雄司は高校生の時から知っているというのもあって、彼らとは仲良しだと僕は思います。
塚本 ここにいると航平くんになってしまうんですけど、それ以外で挙げるなら外種子田くん(外種子田峻汰、スポ2=鹿児島・国分)ですかね。めっちゃくっついてきていじらしいんですけど(笑)。かわいいというか。彼にも航平くんのような素質を感じるので、来年はプレイヤーとしてだけでなくチームの盛り上げ役としても一皮剥けることを期待しています。
田井 僕も航平くんはもちろん大好きなんですけど、それ以外に強いて言うなら速水くんですかね。ぱっと見だと僕と速水くんは話が合わなそうに見えると思うんですけど、意外にも趣味が合って。オフの日に一緒に遊びに行くこともあります。あと、LINEも頻繁に来るんですよ。彼女からみたいな頻度で来て、未読で放置していたら追いLINEまでしてきて(笑)。それくらい仲の良い関係ですね。
渡辺 勘違いされますよ(笑)。
――ご自身の秋リーグ全体でのプレーを振り返ってください
田井 僕はもともと点を取りにいく選手ではないんですけど、4年生になってから新しく点を取ることが求められるポジションに挑戦しています。そんな中で夏に練習してきたことを公式戦で発揮できたのはすごく自信になりましたし、試合に入る前から自信の持てる技術が自分の中でできたので、それは大きな収穫だったかなと思います。
渡辺 僕自身は、春と秋の間に母校の桐光学園が練習に来る機会があって、そこで高校時代にお世話になった方から受けたアドバイスをプレーに落とし込むことが出来た結果としての秋リーグだったと思っています。難しい話なんですけど、平面で位置を取らずに一つ一つ高さを出すプレーが出来たのは良かったかなと思います。
塚本 1つだけ心残りなのは、シュートを決められなかったことですね。中大戦でめちゃくちゃ競っていてここから追い上げるぞという場面でシュートを外してしまって。キーパーはセーブをする瞬間が一番気持ち良いと思われがちなんですけど、実は違いまして(笑)。シュートを決める瞬間がやはり一番気持ち良いです。インカレではなんとしても1点をもぎ取ってやりたいと思います。
――塚本選手と渡辺選手はお2人ともゴールキーパーですが、お互いのプレーの印象はいかがですか
渡辺 智宇さんは、こんなこと言うのも失礼ですけど天才だなって思っています。もちろん中学時代からものすごい練習をされてきたと思うんですけど、僕が見てきた智宇さんはゆったりやっているので。それなのにあそこまでセーブ率を残せたりとか、大事な場面で勝負強さを出せたりしていてすごいなと思います。一生懸命やってなんとか止めるという印象の強い僕自身とは真逆の選手だなと感じますね。
塚本 航平くんは、ようやく開花してきたなという印象です。入学してきた時からずっと「お前うまいよ」と言ってきたんですけどね(笑)。周りからはあまり評価を得られず苦しい時期が続いたと思うんですけど…、やっぱり3年生だね。
田井 うん、3年生なんですよ。
塚本 3年生は選手の才能も開きがちな時期なので。心強い、素晴らしい選手だと思います!
「最後は運」(渡辺)

キーピングについて語る渡辺
――田井選手から見て、塚本選手と渡辺選手のプレーはそれぞれどのように写っていますか
田井 同じゴールキーパーでも、止め方や考え方が全然違う選手だと感じていますし、それが今の早稲田の武器にもなっていると思います。航平くんが言ったように、智宇は直観でというか、今までの練習や試合での経験を生かしたキーピングで止めてくれます。航平くんは逆に自分のことをよく分析できているなと思います。良いところも悪いところも分析して、良いところを伸ばして日々積み重ねてきたものがこの秋リーグで開花したというか。本当に2人とも素晴らしいゴールキーパーだと思います。
渡辺 でも、やっぱり最後は運です!
一同 (笑)。
――逆に塚本選手と渡辺選手から見て、田井選手のプレーはどのように写っていますか
塚本 一言で言うと詐欺師みたいな(笑)。入学してきた時からずっと言っているんですけど、こいつがシュート決めた時には「こざかしいな」と。見た感じまっすぐな青少年のようなイメージを持つと思うんですけど、全然違いまして。騙しまくるというか、本当に詐欺師みたいなやつです。
渡辺 僕も同じような意見で。練習中も取れそうで取れないところをつつくように打ってきて、相手としては嫌だなと感じます。味方としては(ディフェンスを)抜ければなかなか(シュートを)外さないし、抜くまでのスキルもあるので、健志さんがディフェンスと一対一になった時には心強く感じています。
――お2人から見て、田井主将はどのような主将ですか
塚本 素晴らしい人だという風に僕は4年間ずっと感じています。キャプテンだからちゃんとやるという訳ではなく、1年生の頃からリーダーシップを発揮してくれて。プライベートの面でもみんなを巻き込んでくれたおかげで今の同期はすごく仲が良いですし、そういったところから見ても本当に根っからのキャプテンだなと思います!
渡辺 正直、1年生の時は怖いと感じていました(笑)。でも2年、3年と上がる中でどんな人かも知れたし、オンオフの切り替えが上手な方だなと思います。キャプテンにはそういう方が向いているというのはこの3年間で健志さんから学んだことですし、キャプテンに限らず社会に出てからも人を引っ張っていく立場の人はみんなオンオフの切り替えが上手なのかなと思いました。頼りになるキャプテンです!
――お2人はハンドボールを始めた時からゴールキーパーをやられていたのですか
渡辺 そうです、やれって言われて。
塚本 僕は最初エースをやっていて…。
一同 (笑)。
塚本 走るのだるいなと思ってキーパーに転職したというか(笑)。まあ天職でしたね。
渡辺 上手い!
――もし今コートプレーヤーをやるとしたらどこのポジションをやってみたいですか
塚本 サイドプレーヤーに挑戦したいです。僕の中では、早慶戦にはサイドプレーヤーとして出場予定なので。
田井 さすがにそれは…(笑)。
渡辺 なしです!
一同 (笑)。
渡辺 リアルなところでやりたいなと思うのはポストですね。ポストの方を舐めているとかでは無いんですけど、フローターって動きが凄いじゃないですか。それよりはポストでがっちり鍛えて、雄司みたいに止まって、取って、シュートとかしてみたいですね。僕は頭も悪いし運動神経も良くないので、シンプルなポストならやってみたいなと思います。
――田井選手はどこのポジションが一番好きですか
田井 楽しいのはサイドなんですけど、どこが好きかで言えばセンターが好きです。センターでボールを回している時が一番チームを操っている実感が湧きますし、自分がつくったきっかけが誰かの得点につながった時はやりたいことがうまくいった達成感を得られるので楽しいです。
――続いてインカレについての質問をさせていただきます。現在のチームの仕上がり具合はいかがですか
田井 秋リーグが終わってすぐなので、めちゃくちゃ仕上がっているとは言えないんですけど、リーグを通してチームが大きく成長してくれたので、ここからあと3週間でもう一つ成長して、大きな姿で北海道に向かいたいと思います。
渡辺 (リーグ戦が終わって)オフが4日経って、まだ3回目の練習なので何とも言えないんですけど、秋リーグを通して、間違いなく春、夏からは一体感も生まれたし、チームとしてこれが正解、これがあまり良くないという区別ができ始めています。ラスト1カ月それをしっかりやっていって、いいプレーを沢山出せるようなチームにしていきたいなと思います。
――今年のチームの強みや特徴は何ですか
塚本 去年に比べてサイズは落ちているんですけど、取っている点数自体はあまり変わっていないし、ディフェンスは点数をあまり取られなくなったので、チーム一体で守ったり、攻めたりというところは前よりできているんじゃないかなと思っています。インカレまで自分たちの強みである堅守速攻を磨いて頑張っていきたいです。
渡辺 僕が思う強みは後半の追い上げです。前半は立ち上がりでスタートダッシュが決まればいい感じにいくんですけど、決まらなかったときに、なんとか2点差くらいで(前半を)折り返して、後半の半ばの追い上げが僕たちは強みというか、自信を持てるところだと思います。そこで秋リーグの日体大戦ではラスト10分で失速してしまったんですけど、そこをインカレでは勢いをそのまま持続させて、試合終了まで持っていけたらなと思います。
田井 航平くんと似ているんですけど、爆発力が僕たちの強みかなと思っています。そんなにずっと強いというチームではなくて、弱い時はとことん弱いんですけど、強い時は1位2位にも勝てるようなチームの良さもあるというその爆発力が僕たちの魅力だと思います。その爆発力を一定に出せるような練習をして、インカレで発揮したいなと思います。
――現状の課題はありますか
渡辺 課題と言われるとたくさんありますけど、強いて言うなら、(秋リーグ最終戦の)明大戦で思ったんですけど、オフェンスとディフェンスが全然かみ合わなくて。オフェンスが点を取れないときにキーパーも(相手のシュートを)取れなかったり、逆にキーパーが(相手のシュートを)取っているときにオフェンスが点を取れなかったりというところで、そこのかみ合わせをうまくやりたいなと思います。気持ちの面も大きいと思いますけど、なんとかそこをかみ合わせていきたいなと思っています。
塚本 ディフェンス面でもオフェンス面でもあると思うんですけど、速攻以外のオフェンスを早稲田は直す必要があると思っています。セットオフェンスという、ボールが1回止まった状態から6対6をやるオフェンスのときに、白築くん以外に自分で(シュートまで)いける選手というのが他大に比べて少ないので、そういったところを練習で取り組んで、セットオフェンスでもう少し確率良く点を取れれば、インカレで勝てるのかなと思います。
田井 勝ちが見えた瞬間に、早稲田は非常に弱いなと思います。どの試合を振り返っても、追いつくところまで行っても、そこから勝ちきれなかったりとか、逆に最初勝っている状況から追いつかれてしまったりとか。自分たちが勝っているときの試合運びが本当に下手なので、そこは早稲田の弱みかなと思います。そこを改善しないとインカレは難しいかなと思います。
「早稲田らしく」(塚本)

インカレに向けて語る塚本
――インカレまであと3週間ですが、現在の練習で力を入れていることは
田井 ここからやっていきたいなと思っているのは、さっきも言った試合を想定した練習、特に自分たちが勝っているときの試合を想定した練習というのをしていきたいです。個人能力アップというのももちろんできるとは思うんですけど、この1カ月で急激に伸びるというのは難しいと思うので、できることとしては、チームでのオフェンスの合わせだったり、ディフェンスでの共有だったり、そういうところを入念にやっていきたいと思います。
渡辺 僕自身は速攻の(キーパーからのパス)出しが苦手なので、投げるのは得意なんですけど、そこで最適解を見つける練習をやり続けたいです。キーピングでは、今まで自主練をずっとしてきたので、それを継続しながら、ボール1個2個取れる範囲を増やせたらなと思います。
塚本 チームとしては、今後急激に伸びるということは正直ないと思うので、一つ一つのミスを減らす努力だったり、早稲田らしく1個のルーズボールだったり、一つのディフェンスだったり、そういったものに対して集中して取り組んで、インカレのために練習していきたいです。
――好きな練習メニューと嫌いな練習メニューは
塚本 (好きな練習メニューは)サッカーです(笑)。いつもみんなとハンドボールしかしないんですけど、仲間たちとハンドボール以外の競技をやるということに新鮮味を感じるというか、普通にみんなで楽しくやるっていうスポーツが一番楽しいので、サッカーは好きですね。逆に嫌いなメニューはそれ以外全部と言いたいところなんですが(笑)、特に嫌いなメニューだとキーパー練習ですね。
一同 (笑)
塚本 そんな感じです(笑)。
渡辺 僕は好きな練習は、練習メニューなのか分かんないですけど、アップです(笑)。キーパーは全体と別れて、キーパー(のみ)で(アップを)やるんですけど、そこでやりながら駄弁る時間が非常に好きです。キーパーは4人いるんですけど、全員個性豊かで面白いので、しゃべったら止まらないところがとても好きなところですね。嫌いな練習メニューはハンドボールじゃないんですけど、HIITっていうトレーニングです。20秒が8セットあるんですけど、ダッシュとサイドステップを繰り返す練習で、ちょっときつめです。正直心肺機能はキーパーに必要あるのかなという疑問を感じながら3年間なんとか頑張ってやっています。もちろん手を抜くわけにはいかないので一生懸命やっているんですけど、好きではないです。
田井 僕もHIITは嫌いです。キーパーにはもちろん体力は必要だとは思いますけど、それ以上にHIITというのは瞬発力を鍛えられるので。ちなみに、HIITの略ってわかりますか?
渡辺 僕わかりますよ。ハイパー・インターバル…。
一同 (笑)
田井 ハイ・インテンシティ・インターバル・トレーニング(High Intensity Interval Training、高強度インターバルトレーニング)っていうものなんですけど、それを僕らは入部してからずっとやり続けてきたので、嫌なんですけど、それをやってきたからこそ自信というのはついていっています。好きなメニューは、僕がメニューを考えているので、そんなに自分が好きとか嫌いとかという気持ちはないんですけど、シュートを打つ練習はとても好きです。ディフェンス練習は面白くないと言ったらあれですけど、苦しい練習であることが多くて。試合形式だったり、シンプルにシュートを打ったりという練習は、キーパーとの駆け引きがあって遊び感覚で楽しくやっています。
――インカレの組み合わせは10月14日に発表されることになっていますが(取材時は10月10日)、対戦したい大学はありますか
塚本 2つあります。1つ目は去年のリベンジ(●31―39)ということで大同大学さんと、もう1つは中部大学さんです。僕の中で最近中部地方のハンドボールのレベルがすごく上がっているなと感じていて。前までは関東が一番レベルが高いと言われていたと思うんですけど、そんなことないなと感じています。中部地方の大学には僕の高校の同級生がたくさん進学しているので、どうせやるなら顔見知りと試合したいと思って選びました。
田井 僕は大阪体育大学です。塚本くんと似たような理由になっちゃうんですけど、高校の同期が4人そこに進学していて、大学に入学した時から僕たちの代で結構強いんじゃないかと言われていて。実際に西日本インカレ(第62回西日本学生選手権大会)でも関西リーグ(関西学生ハンドボール秋季リーグ)でももちろん優勝していて、負けなしのチームなので、そことやって勝ちたいなと。勝って俺たちも頑張ったんだぞと言ってやりたいなと思います。
渡辺 僕は、関西学院大学さんです。この前早関定期戦(●23―31)がありまして、(試合後に)レセプションというのがあったんですけど、すごく仲良くなった佐橋選手(佐橋陵汰、3年)という素晴らしい選手がいて。うちのチームにも白築琢磨っていう得点王がいますが、彼(佐橋選手)も関西リーグで得点王になっています。佐橋くんとはレセプションで仲良くなりまして、お互い試合の日のストーリーをインスタグラムにあげて、いいねをし合う仲です。
一同 (笑)
渡辺 インカレで彼とまた再会して、僕は(早関戦に)全然出られなかったのですが、早関戦で大差で負けてしまったので、どうせならリベンジしたいと思っています。
――インカレは昨年、一昨年と初戦での敗退となっていますが、初戦で戦うことと、優勝決定戦などの大一番で戦うことのどちらに難しさを感じますか
塚本 初戦です。やっぱり決勝戦って(初戦と比べて)誰でもやる気が出るというか、一番を気持ちを込めやすい試合だと思うので。それと、インカレは、リーグ戦とは違って初戦からあまり知らない相手と戦うところが難しさだと思います。うちのチームはアナリストがたくさん研究してくれているので、アナリストのためにもそろそろ初戦に勝ちたいなというところではあります。
渡辺 僕も初戦です。小中高と2つ競技をやってきたんですけど、やっぱり初戦って難しいなと思っていて。(初戦は)勢いがないし、知らない選手と戦うので実際に(試合を)やってみたら(予想していたプレーと)違った、とかそういうギャップもあるので難しいなと思います。逆に初戦に勝ったら勢いもあるし、なんとか初戦を落とさないように頑張っていきたいと思っています。
田井 僕も初戦です。今までやってきて、どの大会のどの初戦も絶対に何かしらあって、自分たちがうまくいった経験がないので、そこは本当に不安というか、心配しているというのはあります。逆に航平くんも言ってくれたんですけど、初戦に勝っちゃえばそのまま勝ちの雰囲気になれると思うので、なんとしても初戦は勝ちたいなと思います。
――目標である全国制覇を達成するためのチームのキープレーヤーは誰になると思いますか
渡辺 いやそれはもうお二方(田井と塚本)と言いたいところなんですけど、やっぱり狩野さんです。狩野直樹さんの秋リーグ以上の活躍は間違いなく優勝するために必要です。直樹さんがマークされることで琢磨の良さがもっと生きると思うし、シュートも決めやすくなると思うので、直樹さんに初戦たくさん点を取ってもらって、勝てれば優勝に近づくのかなと思います。
塚本 僕は、下級生の外種子田くんと、悠吾くんです。その2人が入ってきてくれたおかげで早稲田の力が強くなったなと思っていて。去年までずっとサイドシュートが入らないことがチームの課題だったんですけど、この2人が今回のリーグで確率良く決めてくれたおかげで入れ替え戦を回避したり、春リーグでは上位に入れたりしたと思うので、インカレでも彼らの力は必要だなと思います。
田井 インカレのキープレーヤーは、ここはあえて自分と言わせていただきます。今までこのチームが始まってキャプテンをしてきて、いろんな試合を経験したんですけど、僕のおかげで勝ったと言えた試合がほとんどなかったので、最後くらいは「キャプテンのおかげで勝てた」と言われるようなプレーができるように、頑張っていきたいなと思います。
――注目してほしい自身のプレーや強みを教えてください
塚本 僕の注目してほしいところは、ベンチに入ったときの声かけです。
一同 (笑)
塚本 たとえ自分たちが負けていようと、誰かしらは笑顔にするような発言をしていると思うので、雰囲気が重いなと思ったときは、僕を見てほしいですね(笑)。
渡辺 強みと言いますか、まあ点取られているんですけど、リスタートです。決めてからボールを真ん中に返すまでの速さを計測してほしくて(笑)。その速さはいつも意識しているところなので、見てほしいなと思います。
田井 僕はオフェンスでもディフェンスでも1対1です。特にオフェンスの方は屈強な選手やフィジカルが強い選手がいっぱいいると思うんですけど、1対1のスキルだけで言えば負けてないと僕は思うので、そこは自信をもっていきたいなと思います。あとはプレーとは少し違うんですけど、声を出すというところには注目してほしいなと思います。最初の目標にしている選手として挙げた西山選手みたいに、試合を通して声を絶やすことなくキャプテンとして引っ張っていけるように、そういったプレー意識を心がけて頑張ります。
――最後にインカレに向けて1人ずつ意気込みをお願いします
渡辺 去年ベンチメンバーに入らせてもらって、独特の雰囲気だったというのは今でも覚えているので、そんな中で僕自身秋リーグで持った自信をあと1か月でもっと伸ばしていって、インカレで結果を残した上で、チームで勝ち進められるように頑張っていきたいと思います。
塚本 本当に部活を辞めたいと言い続けてから何年経ったでしょうか(笑)。おそらく6年くらい経ったんですけど、ようやくこのインカレで終わるということで、どうせなら有終の美というか、全国決勝の舞台で、せっかくなら日本一を取って、一番良いかたちで後輩につなげられたらいいなと思うので、頑張ります!
田井 塚本くんとも入学した時からずっと言ってきたんですけど、日本一になるということは本当に難しいことで、そう簡単なことではないです。それでも日本一という目標を掲げたからには、それを達成しないとだめだと思っています。そのためにも、僕は早稲田大学に入学してからインカレの舞台で1勝もできた経験がないので、なんとしても初戦で勝ちたいです。さっきも言った通り、そこで勝てれば、全国大会のリズムに乗れると思うので、そのまま目標の日本一を達成できるように頑張りたいと思います。
――ありがとうございました!
(取材・編集 野中美結、丸山勝央、三浦佑亮)

最後にインカレへの意気込みを書いていただきました!
◆田井健志(たい・けんじ)(※集合写真左)
2001(平成13)年9月9日生まれ。177センチ。香川中央高出身。スポーツ科学部4年。高校時代、選抜、インターハイ、国体と3冠を達成している田井主将。優勝請負人として2年連続のインカレ初戦敗退に終止符を打つべく、自らの手でチームを優勝へ導きます!

◆塚本智宇(つかもと・ちたか)(※集合写真中央)
2001(平成13)年5月18日生まれ。183センチ。富山・高岡向陵高出身。スポーツ科学部4年。早大の正守護神である塚本選手。難しいシュートを淡々とセービングしているのが印象的です。自身最後のインカレで日本一をつかみ取ります!

◆渡辺航平(わたなべ・こうへい)(※集合写真右)
2002(平成14)年4月18日生まれ。177センチ。神奈川・桐光学園高出身。人間科学部3年。主にペナルティスロー時に出場し、シュートを止める姿はまさに「仕事人」。今秋の中大戦でブレイクしてからは、塚本選手と二枚看板として活躍しています。インカレでもバックからチームを盛り立てます!
