俳優の谷原章介が、J2・町田のJ1昇格に歓喜した。 【映像】谷原章介、喜び過ぎて泣きそうな瞬間  10月22日のJ2・第39節、町田はアウェイ・ロアッソ熊本に3-0で勝利したことで今季2位以上が確定し、リーグ戦の3試合を残して悲願のJ1昇…

 俳優の谷原章介が、J2・町田のJ1昇格に歓喜した。

【映像】谷原章介、喜び過ぎて泣きそうな瞬間

 10月22日のJ2・第39節、町田はアウェイ・ロアッソ熊本に3-0で勝利したことで今季2位以上が確定し、リーグ戦の3試合を残して悲願のJ1昇格を決めた。町田サポーター歴18年の俳優・谷原氏は、27日に放送された番組内で「やっとですよ。やっとこの昇格」と、万感の想いを、満面の笑みで語った。

 谷原氏が町田の応援を始めたのは18年前、クラブが日本フットボールリーグ(JFL)よりカテゴリーが下の地域リーグに所属していた時期まで遡る。都リーグ、関東リーグと階段を上り、2009シーズンからJFLでの戦いを始めた町田は2012年、ついにJ2昇格を果たした。ただし、J1までの道のりは険しかった。谷原氏にとっても、まさに悲願達成だった。

「町田ゼルビア、J1昇格しました!おめでとうございます!株式会社ゼルビアが立ち上がった時からずっと応援しているので。長かったですね。(2012年に)一緒にJ2に上がった松本山雅はトントンとJ1に上がっちゃったなぁとか、僕らはその後、J2から降格になって、やっとまた上がって、やっとですよ。やっとこの昇格」

 くしゃくしゃの笑顔でそう語るのも無理はない。1年でJFL降格を経験し、2014年に再昇格するも、JリーグにJ3が新設され、また一つ階段が増えることに。そして2016年にJ2の舞台に復帰して、8シーズンを費やしてきたのだから。

 今季途中、13年にわたってプレーした深津康太がJ3・いわてグルージャ盛岡へ加入した際、番組内で涙ながらに感謝とエールを送った谷原氏は今回、満面の笑みで、レジェンド選手から届いたメッセージを紹介した。

「深津さんから連絡が来たんですよ。『スタッフ、選手、監督、家族、今まで携わったみなさんの力で昇格できたと思います。本当におめでとうございます』というメッセージをくださって本当にうれしかったです」

 谷原氏は、ファン・サポーターに向けても「みんなの力で勝てました」と伝え、「本当に、本当にありがとうございました。そしておめでとうございました!」と、大きな感謝の気持ちをを伝えた。

 町田は29日の次節、ホーム最終戦となるツエーゲン金沢戦に勝利すれば、リーグ優勝が決まる。谷原氏も「次の試合に勝って、優勝して(J1に)行ってほしい」と語り、黒田剛監督や選手たちもみな「ホームで優勝を決める」と意気込んでいる。長かった、やっと。その想いはホーム、町田GIONスタジアムで優勝を遂げて、さらに昇華されるだろう。

 ただし、谷原氏はクラブのさらに先の未来まで見据えている。

「J1はあくまで一つの通過点だと思うんです。まずはJ1制覇もありますし、その後はアジアもありますし、それからクラブW杯もありますし。どこまでもどこまでも育っていく可能性を秘めたチームだと思っております」

 クラブ創設から34年、悲願のJ1昇格を決めた町田は、谷原氏の想いをのせ、どこまで突き進んでいけるか。
(ABEMA/ゼルつく)