秋を感じさせるようなひんやりとした風が吹く中、早大・上井草グラウンドにて早大は東海大Dとの一戦に臨んだ。前半、何度も攻…

 秋を感じさせるようなひんやりとした風が吹く中、早大・上井草グラウンドにて早大は東海大Dとの一戦に臨んだ。前半、何度も攻撃を展開するものの、チャンスをものにできない早大D。小さなミスが続き、5ー17で折り返す。後半は、開始早々から主導権を奪われ、計6トライを献上。最終スコア10ー48で試合を終えた。

 前半開始早々、東海大Dの流れに飲み込まれ、自陣でのプレーが続く。しかし前半6分、早大Dは相手のペナルティーをきっかけに自陣を脱出。フェーズを重ね、敵陣の奥深くまで侵入した。10分、敵陣右ゴール付近でラインアウトモールを形成し、左へ展開するものの、トライを逃す。続く11分にも同様に得点を狙うが、東海大Dの堅いディフェンスを突破することができない。15分には、敵陣22メートル付近の相手ボールスクラムから展開され、自陣への侵入を許すと早大BK陣のディフェンスを抜かれ、トライを許す。しかし、その3分後、ハーフラインで東海大のこぼしたボールをPR下村勇貴(文3=東京・早実)が拾うと、左へ展開。敵陣10メートル付近で、FB山下一吹(教2=東京・早実)がデフェンスの隙を突き独走。左隅にトライを挙げた。その後追加点を狙うものの、31分、39分と立て続けにラインアウトモールからトライを献上し、5ー17で前半を折り返した。


インゴールをめがけて、スピードに乗るFB山下

 後半開始早々、自陣5メートル付近でのラインアウトでノットストレートの反則を受け、スクラムを奪われる。そして、そのスクラムを起点に展開された攻撃を抑えきれず失点。10分には、自陣22メートルでのスクラムで押し負けると、大外に回られ追加点を許してしまう。巻き返しに出たい早大は、敵陣10メートルでのマイボールスクラムを起点に右へ展開する。WTB鈴木陽結(政経4=東京・早大学院)がビッグゲインを見せ、内側に切り込んでパスをつなぐ。最後は再び鈴木がパスを受け取り、インゴール右に沈めた。しかし、その後は東海大Dの猛攻を抑えることができず、10ー48と、大きく課題を残した敗戦となった。


ディフェンスを突破し、前進するWTB鈴木

 「ディテールにもっとこだわる必要がある」と鈴木が言うように、小さなミスから攻撃のチャンスを逃してしまう場面が目立った。しかし、わずかな隙を逃さず得点を挙げるなど、集中を切らさなかった。今節での課題を修正し、次戦に生かすことができるか。Dチームの選手たちの成長に期待したい。

 

(記事 清水浬央、写真 西川龍佑)

コメント

LO渡辺駿斗(商4=東京・早実)

――チームのゲームテーマを教えてください

 倒れた後のアクションとその次のワークです。

――試合を振り返っていかがですか

 試合全体を通してコンタクトの部分では戦えていたと思います。しかし、ブレイクダウンで東海大に圧倒されてしまいました。特にテーマに掲げていたダブルタックラーのワークが足りなかったと思います。相手のテンポを落とせず、相手にいいアタックをさせてしまい、そこからトライされる場面も多くありました。前半から後半まで改善できずにいたこともよくなかったです。

――セットプレーを振り返っていかがでしたか

 スクラムもラインアウトも自分たちが思ったようにできませんでした。 スクラムは後半の初めはいい形で組めていたので前半からそれができるようにもっと練習を重ねたいです。

――今後に向けて意気込みをお願いします

 残り少なくなってきましたが、最後まで『赤黒』を目指して足掻き続けます。

HO佐々木柊(スポ3=東京・本郷)

――個人的なゲームテーマは何かありましたか

 接点のところで前に出るということです。

――テーマについて、またFWとして振り返ってみていかがですか

 セットプレーで東海大に負けてしまったので、そこは改善していきたいと思います。

――スクラムについてはいかがでしたか

 ヒットして出ることはできたのですが、その後に耐えるという部分で耐え切れずに押されてしまったので、そこは反省点かなと思います。

――今後に向けて意気込みをお願いします

 FWとしてどこにも負けないセットプレーを築き上げていきたいと思います。

WTB鈴木陽結(政経4=東京・早大学院)

――個人的なゲームテーマは何かありましたか

 80分間ボールタッチすることです。

――ご自身のプレーを振り返っていかがですか

 ボールを積極的にもらって勢いづけることはできたと思います。しかし、自分のボールロストから失点につながったりと、ディテールにもっとこだわる必要があると改めて感じました。

――BK陣のアタック、ディフェンスについて振り返っていかがですか

 アタック面ではもっとマトを絞らせない攻撃をする必要があると感じました。ディフェンス面では、FWが押されているときこそ、BKがもっとコミュニケーションを取って途切れないディフェンスをしなければいけませんでした。

――今後に向けて意気込みをお願いします

 自分は4年生ということもあり、残された時間はわずかですが、日々出る課題に向き合い最後まで『赤黒』を目指したいと思います。

 

ジュニア秋季オープン戦
早大Dスコア東海大D
前半後半得点前半後半
1731
10合計48
【得点】▽トライ 山下、鈴木 ▽ゴール  
※得点者は早大のみ記載
早大メンバー
背番号名前学部学年出身校
下間 元貴スポ4秋田
佐々 木柊スポ3東京・本郷
下村 勇貴文3東京・早実
鈴木 大和国教1東京・早実
小松 輝也スポ1大阪・常翔啓光学園
◎渡辺 駿斗商4東京・早実
山田 凜太法1茨城・茗渓学園
松永 拓実スポ3埼玉・県浦和
桝谷 連太郎スポ3東京・本郷
10大賀 雅仁スポ1神奈川・桐蔭学園
11杉野 駿太政経3東京・早大学院
12鳥海 雄図教4東京・早実
13三浦 称児人4大分舞鶴
14鈴木 陽結政経4東京・早大学院
15山下 一吹教2東京・早実
リザーブ
16山野 裕都教4東京・早実
17後藤 良太文4埼玉・早大本庄
18成戸 風太スポ2埼玉・川越東
19佐土原 脩基理4埼玉・早大本庄
20玉川 皇一創理2東京・青山学院
20'宮本 大生文構4埼玉・早大本庄
21平塚 英一朗法1東京・早実
10'池山 昂佑商1東京・早実
22丸橋 怜央商1埼玉・早大本庄
22'木村 晴スポ4北海道・函館ラサール
23早乙女 遼人1東京・国学院久我山
※◎はゲームキャプテン、監督は大田尾竜彦(平16人卒=佐賀工)