爽やかな秋晴れが広がる空の下、早大上井草グラウンドで関東大学ジュニア選手権大会(ジュニア選手権)の総当たり最終戦が行わ…

 爽やかな秋晴れが広がる空の下、早大上井草グラウンドで関東大学ジュニア選手権大会(ジュニア選手権)の総当たり最終戦が行われた。序盤、早大Bは先制点を奪われるものの、すぐに連続得点で反撃。BK陣が得点力を見せ、33ー22で前半を折り返した。後半は開始直後から続けて追加点を決め突き放す。終盤、東海大Bの猛追を受けるが、2点差で逃げ切り、48ー46で接戦をものにした。

 東海大Bのキックオフで試合が開始されると、序盤から得点が動く。前半5分、東海大Bがラインアウトからミスのない連続アタックを展開。徐々に自陣に攻め込まれると、ディフェンスの隙をつかれ先制点を奪われてしまった。しかし、その4分後に早大Bが反撃を見せる。中盤からFL中島潤一郎(教2=神奈川・桐蔭学園)がゲインし一気にゴールに迫ると、東海大Bの反則を誘いペナルティーを獲得。すぐにリスタートすると、WTB磯崎錬太郎(商4=徳島・城東)がゴール中央付近に飛び込み同点に追いついた。さらに13分には、自陣右側のスクラムから、左サイドのWTB磯崎までボールがわたり大きくゲイン。素早く左右に展開すると、再び左サイドでFL中島、FB京山秀勇(人4=福岡・東筑)、WTB磯崎、SH清水翔大(文3=東京・早実)とパスがつながり逆転に成功した。その後も両チームが得点を取り合い、早大Bがリードを守り33ー22で前半を終えた。


突破を図るFL中島

 後半は序盤から早大Bのペースで試合は進む。開始直後の2分、自陣からSO吉岡麟太朗(スポ3=東京・本郷)がゲインし敵陣深くに侵入すると、ゴール前でセンタースクラムのチャンスを得る。SO吉岡とCTB岡本大輝ゲームキャプテン(スポ4=東京・本郷)がサインプレーでゴールの目前まで迫り、SH清水翔がこの試合1人で3つ目となるトライを奪った。その7分後にも5点を追加し、早大Bは流れをつかみかけたその直後、自陣ゴール前でCTB金子礼人(法2=福岡・西南学院)が反則を犯し、イエローカードで一時退場となる。しかし、この絶体絶命のピンチでFWが奮起。試合を通して押されていたスクラムでペナルティーを獲得すると、続く東海大Bのセットプレーを粘り強く守り、14人で戦った10分間をノートライで凌ぎ切った。そして30分、WTB三浦哲(文構3=東京・早実)が追加点を挙げ突き放すと、終盤の東海大Bの怒涛の追い上げを振り切り、48ー46で試合を終えた。


3トライの活躍を見せたSH清水

 夏のオープン戦にてセットプレーと得点力を課題に挙げていた早大B。ジュニア選手権を通じてその成長を感じさせている。帝京大Bと明大Bの強力なFW陣に対して互角以上に渡り合ったセットプレー。最終戦で東海大Bを相手に48得点の結果を残した攻撃力。早大Bは課題を克服し、着実に勝ち切る力をつけてきた。この先の決勝トーナメントに向けて、そして早大の『荒ぶる』に向けて大いに期待は高まる。

(記事 西川龍佑、 写真 川上璃々)

コメント

岡本大輝ゲームキャプテン(スポ4=東京・本郷)

――今日のゲームテーマを教えてください

 『接点』と、『リンク』です。接点に関して、東海大さんはフィジカルが強い相手なので、そこで一歩引いてしまったら勢いに乗られてしまうということで、そこで引かないように意識しました。リンクは、アタック、ディフェンスともに横とつながりを大切にしたいという思いがありました。アタックに関しては常にオプションをもった状態で、ディフェンスに関しては横とつながり続けることで上手く展開できると考えていました。

――個人的に意識していたことはありますか

 CTBとして、相手のスペースにアタックさせるという役割を考えていました。スペースを見ながら、相手のギャップ、裏のスペースを共有しながらアタックしましたが、今日の試合では、ボールを動かすという点に関して、まだまだ課題を感じました。

――今日はかなりBKが抜けている印象でしたが、BKの動きやアタックについて振り返っていかがですか

 最近BKでは、ゲインラインでしっかり切るというのを意識していたので、その成果があったと思います。また、お互いにゲインラインを切った後のサポートの部分を意識していました。

――後半に1人シンビンで欠いた状態でしたが、粘り強いディフェンスが目立っていたと思います。ディフェンスについてはいいかがですか

 インゴールに迫ったピンチのシーンがありましたが、FWがセットプレーを中心に粘ってくれて、1人いない中で一点も取られなかったのは大きかったと思います。

――今後の意気込みをお願いします

 次の試合は、チームとしてターゲットである帝京大戦なので、チーム全体でレベルアップして、しっかり勝ちきることができるように頑張っていきたいと思います。

PR杉本安伊朗(スポ1=東京・国学院久我山)

――個人的にどのようなテーマで試合に臨みましたか

 1年生3人で一列を初めて組んで試合をしたので、スクラムで圧力をかけていくことをPRとして掲げていました。チームとしては接点の攻防とゲインラインを意識したアタックを常にすることを心がけていました。

――ご自身のプレーを振り返っていかがですか

 スクラムの経験値がない中で、相手に少し最初は負けていたのですが、そこをコーチとも話しながら修正して、最後自陣ゴール前でペナルティーを取って、チームの危機的な状況を脱せたのは評価できるかなと思います。

――スクラムのお話がありましたが、セットプレーについていかがですか

 まだまだ修正する部分があって、ウエイトを強化していく必要があると感じました。今回は相手に対して力負けすることがあって、体重で負けている相手に対してもこれからは勝っていかなければならないので、経験を積んで、どのようにまとまって組んでいくかというのを修正して、次につなげていきたいと思います。

――今後への意気込みをお願いします

 最終的な目標は1年生から赤黒を着ることなので、そのために何が必要なのか、何を長所にプレーしていくのかを考え、毎回の試合や練習に取り組んでいきたいと思います。

SH清水翔大(文3=東京・早実)

――今日の試合の個人的なテーマはありますか

 個人的にはコミュニケーションの部分と、一つ一つのプレーをやりきることをテーマにしていて、特に今日は10番とのコミュニケーションを意識して試合に取り組みました。

――ゲームメイクで意識していたことはありますか

 東海大さんはモールが強いチームという印象があったので、敵陣に入り続けることを意識して臨みました。

――ご自身のプレーを振り返っていかがですか

 前半も後半も30分くらいまでは良かったと思うのですが、ラスト10分で得点を重ねられてしまって、個人としてもそこが課題かなと思います。

――具体的な課題は見つかりましたか

 ディフェンスの裏の空いている部分をもう少しコントロールしたいなというのと、タックルをしっかり入らせるのはハーフのコントロールの部分なので、そこは課題かなと思います。

――今後への意気込みをお願いします

 これからまだ試合は続くと思うので、良いアピールをしてAチームに絡んでいけるように頑張りたいと思います。

 

 

 

関東大学ジュニア選手権
早大Bスコア東海大B
前半後半得点前半後半
33152224
48合計46
【得点】▽トライ 磯崎、清水翔(3T)、京山、吉岡、岡本、三浦 ▽ゴール 京山(4G)
※得点者は早大のみ記載
早大メンバー
背番号名前学部学年出身校
杉本 安伊朗スポ1東京・国学院久我山
清水 健伸スポ1東京・国学院久我山
新井 瑛大教1大阪桐蔭
鈴木 風詩社3国学院栃木
若松 泰佑文構3東京・早実
萩原 武大スポ2茨城・茗渓学園
中島 潤一郎教2神奈川・桐蔭学園
山本 竜大教2東京・早実
清水 翔大スポ3国学院栃木
10吉岡 麟太朗スポ3東京・本郷
11磯崎 錬太郎商4徳島・城東
12 岡本 大輝スポ4東京・本郷
13金子 礼人法2福岡・西南学院
14溝井 颯太朗スポ3北海道・函館ラサール
15京山 秀勇人4福岡・東筑
リザーブ
16真田 稜大教2東京・早実
17門脇 浩志スポ3神奈川・桐蔭学園
18池田 裕哉スポ3東京・明大中野
19岡村 圭悟スポ3東京・本郷
20西浦 剛臣社3 ニュージーランド・ハミルトン・ボーイズ・ハイスクール
21井上 泰志スポ3福岡・東筑
22黒川 和音人2茨城・茗渓学園
23三浦 哲文構3東京・早実
※監督は大田尾竜彦(平16人卒=佐賀工)
 
関東大学ジュニア選手権カテゴリー1星取表
 帝京大早大明大東海大慶大
帝京大○40-266T5G●28-294T4G○101-1915T3G○61-09T8G
早大●26-404T3G△36-366T3G○48-468T4G○36-196T3G
明大○29-284T3G1PG△36-366T3G○28-264T4G10/29 13:00慶大G
東海大●19-1013T2G●46-488T3G●26-284T3G○50-318T5G
慶大●0-61 ●19-363T2G10/29 13:00慶大G●31-505T3G 

※早大Gは早大上井草グラウンド、帝京大Gは帝京大百草園グラウンド、東海大Gは東海大湘南グラウンド、明大Gは明大八幡山グラウンド、慶大Gは慶大日吉グラウンド