元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポンの田井秀一氏が16日、netkeibaTV『前走から一変！ 好調馬体チョイス』に出演。22日(日)に京都競馬場で行われる菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)出走馬の中から、馬体・状態が大き…

　元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポンの田井秀一氏が16日、netkeibaTV『前走から一変！ 好調馬体チョイス』に出演。22日(日)に京都競馬場で行われる菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。

　昨年までは阪神で行われていたが、今年は3年ぶりに京都開催に戻る同レース。田井氏は「リニューアル工事はあったが、コース形状に大きな変更はなく、過去の傾向に戻る」と見解を述べ、狙いは「シンプルにスタミナ能力が高い馬体」と話した。

　その上で、今年のダービー馬タスティエーラについて「シルエットはそれほど変わっていないが、夏を越して体がひと回り大きくなっている」「毛ヅヤも良好で、休み明け初戦から走れる態勢が整っている」と成長面や仕上がりを強調。ダービーからの距離延長についても「母の父マンハッタンカフェの影響が色濃く、胴長体型でスタミナ豊富な馬体の作り」である点や「首も脚もスラっとしており、ステイヤー適性が高い馬体」であることから、心配無用だとした。

　また、前走内容についても触れ「今年のダービーは特殊なラップでスローからのロングスパートでスタミナが問われる流れ」だったと語り、「そのダービーを勝ち切ったのだから一日の長がある」と太鼓判。ローテについても「背中の流線が綺麗で疲れをみじんも感じさせない」「残暑厳しい前哨戦を使った馬にダメージが残っているようなら、直行策が吉と出そうだ」と話し、ダービー馬の二冠制覇に改めて期待した。