ローズSで12着に大敗したコンクシェル(牝3、栗東・清水久詞厩舎)が、秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)で巻き返しを狙う。  コンクシェルは父キズナ、母ザナ、母の父ガリレオの血統。ここまで12戦3勝。昨夏の小倉でデビュー勝ちした後、2…

 ローズSで12着に大敗したコンクシェル(牝3、栗東・清水久詞厩舎)が、秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)で巻き返しを狙う。

 コンクシェルは父キズナ、母ザナ、母の父ガリレオの血統。ここまで12戦3勝。昨夏の小倉でデビュー勝ちした後、2勝目が遠かったが、逃げる競馬に転じて7月中京の1勝クラス、8月小倉の2勝クラスと連勝。前走のローズSは12着に終わったが、当時は前半3Fが34秒4、5Fが57秒3と流れたことで、典型的な差し決着になった。重賞では力不足と決め付けるのは危険だ。

 秋華賞は時にキャリア豊富な馬の激走があり、古くは99年にブゼンキャンドル(14戦)、00年にティコティコタック(11戦)、最近ではディアドラ(13戦)が勝利を手にしている。メンバー中最多のキャリア12戦。清水久詞厩舎のスパルタ調教で鍛えられ、実戦を重ねて力を付けたコンクシェルも、ラスト1冠で輝きを放つか。穴党は要注目の存在といえそうだ。