アルゼンチン戦で見せたファカタヴァのトライに世界も驚いた(C)Getty Images  10月8日、ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会のプールD最終戦が行われ、世界ランク12位の日本代表は同9位のアルゼンチン…

 

アルゼンチン戦で見せたファカタヴァのトライに世界も驚いた(C)Getty Images

 

 10月8日、ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会のプールD最終戦が行われ、世界ランク12位の日本代表は同9位のアルゼンチン代表と対戦した。強豪相手に最後まで粘り強い戦いを見せるも、27-39で敗戦。勝った方が1次リーグ突破という運命の大一番に敗れ、2019年大会に続く2大会連続の決勝トーナメント進出とはならなかった。

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 過去の対戦成績が1勝5敗のアルゼンチンに対して最後まで熱戦を繰り広げたブレイブ・ブロッサムズ(ラグビー日本代表の愛称)。惜しくも敗れたが、日本代表のアマト・ファカタヴァが魅せた超スーパートライに海外メディアからは賛辞が送られている。

 開始2分、アルゼンチン代表に先制トライを許した日本代表だったが、開始16分にファカタヴァが左サイドを走りながら前方にキックすると、自らバウンドしたボールをキャッチし、そのまま独走してトライ。“個人技”で日本に勢いを与えた。

 英ラグビーメディア『PlanetRugby』は「日本代表のセカンドローがロス・プーマス(ラグビーアルゼンチン代表の愛称)戦で驚異のトライを決める」のタイトルで記事を配信し、ファカタヴァのトライを取り上げた。

 同メディアは「ブレイブ・ブロッサムズが望んでいたような結果ではなかったが、魔法のような瞬間があった。電光石火のセカンドロー、アマト・ファカタヴァのトライは、これまでのラグビーワールドカップの中でも屈指のトライだったに違いない」と記載。また、「アルゼンチンがトライで先制した直後のことだった。ファカタヴァは前方にスペースがあり、最後のディフェンダーの背後へチップ。カバーリングしていたディフェンスがボールを確保するかと思われたが、バウンドがファカタヴァの元に落ち、大男が駈け抜けてセンセーショナルなトライを決めた」とプレーを振り返り、同点のきっかけとなったファカタヴァのスーパートライを“絶賛”した。

 大一番で魅せたスーパートライに日本だけでなく世界中のラグビーファンが沸いた。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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