今週は東京競馬場で毎日王冠(芝1800m)が行われる。秋のGIシリーズに向けた前哨戦。今年はGI馬ソングライン、シュネルマイスターの参戦によりハイレベルな戦いが見られそうだ。 ここでは、過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをも…

今週は東京競馬場で毎日王冠(芝1800m)が行われる。秋のGIシリーズに向けた前哨戦。今年はGI馬ソングライン、シュネルマイスターの参戦によりハイレベルな戦いが見られそうだ。

ここでは、過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに出走馬を分析。「プラスデータ」としてソングラインを取り上げる。

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■ソングラインの追い風となる馬主サンデーレーシングの存在

春はヴィクトリアマイル→安田記念とGIを連勝。堂々の実績を引っ提げてこの舞台に臨むのがソングラインだ。秋初戦のここは未知の芝1800mに加えて斤量57キロ。決して楽なシチュエーションではないものの、データ上は“買い”一択と言えるデータを発見した。

・馬主サンデーレーシングのGI馬【3.1.0.0】

連対率に換算すると100%。毎日王冠×サンデーレーシングのGI馬は軸信頼度が極めて高いとのデータだ。

改めて春競馬を振り返ると、負かした相手がとにかく強い。ソダシ、スターズオンアース、セリフォス、シュネルマイスター、ジャックドール……次から次へとGI馬の名前が出てくる。勝ち方にインパクトがないためか、走れど走れど人気にならないソングライン。ここも断然人気とはならなそうで、オッズ妙味も含めて評価は下げられないだろう。

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著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。