良血シュトラウス(牡2、美浦・武井亮厩舎)が、サウジアラビアロイヤルカップ(2歳・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を狙う。  シュトラウスは父がモーリス、母が08年のマイルCSを制したブルーメンブラット、母の父がアドマイヤベガという…

 良血シュトラウス(牡2、美浦・武井亮厩舎)が、サウジアラビアロイヤルカップ(2歳・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を狙う。

 シュトラウスは父がモーリス、母が08年のマイルCSを制したブルーメンブラット、母の父がアドマイヤベガという血統。昨年の紅梅Sを制したフォラブリューテの半弟となる。今回と同舞台だった6月のデビュー戦はレーン騎手とコンビを組み、番手で行きたがって3角で先頭へ。決してリズムのいい競馬ではなかったが、直線では馬なりで後続を突き放して圧勝。非凡なポテンシャルを見せつけた。

 これまできょうだいは5頭が新馬勝ち。しかし、その次走は6着(1番人気)、12着(1番人気)、9着(5番人気)、2着(2番人気)、5着(1番人気)だから、人気を裏切る傾向にある。それだけにシュトラウスも過信禁物といえるかもしれないが、初戦の勝ちっぷりはきょうだいで一番のインパクトがあった。血のジンクスを覆す走りを見せて、GI候補生誕生となるか。いずれにしても目が離せない2戦目となる。