10月1日に行われたJ2リーグ第37節で、19位のいわきFCが首位のFC町田ゼルビアを3−2で下す"波乱"が起きた。そ…

 10月1日に行われたJ2リーグ第37節で、19位のいわきFCが首位のFC町田ゼルビアを3−2で下す"波乱"が起きた。その試合後の“勝利のいわきおどり”が注目を集めている。

 J2残留争いの渦中にあるいわきが、首位快走中の町田の本拠地・町田GIONスタジアムに乗り込んでの一戦。試合は予想を覆す形での点の取り合いとなり、いわきが前半31分に山下優人の鮮やかな直接FK弾で先制すると、同41分には谷村海那のミドル弾で追加点を奪う。

 さらに後半開始早々の1分にカウンター攻撃から軽やかにパスを繋いで最後は遠藤凌がボレーで決めて3−0とリードした。その後、町田の反撃に遭って2点を返されたが、最後まで勝利への執念を保ち続け、価値ある勝点3を手にした。

 その試合終了直後に行われたのが、“勝利のいわきおどり”だった。選手全員が横一列に並んで肩を組むと、アウェイまで駆け付けてスタンドを真っ赤に染めた大勢のサポーターの「どんわっせ!」の掛け声とともにステップを踏む。最後は選手、サポーターが一体となってのガッツポーズと大きな拍手で締められた。計3得点、しかも首位撃破の“いわきおどり”は格別だった。

■「やっぱり楽しい嬉しいいわきの"どんわっせ"」

 この敵地での首位撃破後の“勝利のいわきおどり”の動画が、クラブ公式エックス(旧ツイッター)で公開されると、以下のようなコメントが寄せられた。

「今年一番のどんわっせ」
「最高すぎる」
「勝利、おめでとうございます。爆走する町田をよく止めた。」
「いわきサポってこんなにいるの!ビックリ」
「凄いぞいわきFCとサポーター」
「やっぱり楽しい嬉しいいわきの"どんわっせ"」

 この“いわきおどり”は、福島県いわき市が1981年に制作・制定したもので、「市民の誰もが気軽に歌い、踊れる」をコンセプトに、市民共通のおどりとして定着し、親しまれている。毎年七夕祭りの最終日にはいわき駅前大通りで盛大なイベントが実施され、夏の風物詩となっている。

 地元では誰もが知る“いわきおどり”だが、「こういうのあるんですね~」との声が寄せられたように、全国的に広く知られているわけではない。この日の勝利でJ3自動降格圏と勝点10差の18位(22チーム中)に浮上したいわき。今季の残り5試合、さらに来季以降も勝利を重ね、この“いわきおどり”も全国区にしてもらいたい。

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