少し肌寒く、ようやく秋の訪れを感じられるようになった9月23日、関東学生秋季リーグ(秋季リーグ)が、早くも7戦目を迎え…
少し肌寒く、ようやく秋の訪れを感じられるようになった9月23日、関東学生秋季リーグ(秋季リーグ)が、早くも7戦目を迎えた。早大は関東学生春季リーグ(春季リーグ)1位の筑波大と対戦した。試合の立ち上がりから、フィジカルが強い筑波大に押し込まれる展開となり、9-21で前半を折り返す。後半は、好守から良いかたちで攻撃につなげる場面が増え、点差を縮める。しかし、追いつくことはできず。23-30で敗北を喫した。
前半の立ち上がりから筑波大のポストに押し込まれ、フィジカルの強さに苦しむことになる。セットオフェンスや速攻で早いパスをつなぎ、得点につなげていきたい早大。村上楓主将(スポ4=福岡・明光学園)がペナルティスローを獲得し、山本桃虹(スポ3=東京・佼成学園女) が速攻で得点を奪い、何とか食らいつく。前半中盤には、オフェンスの推進力となるべく山野紗由(スポ2=北海道・釧路江南) も投入され、バーに阻まれる惜しいミドルシュートを放つ。しかしポストを攻撃の起点とした筑波大のオフェンスを止めることができず、じわじわと点差を離されてしまう。試合終了間際には「しっかり飛んでキーパーをしっかり見て思いっきり打った」とサイドシュートを振り返る井橋萌奈(スポ1=東京・白梅学園) が左サイドから2本連続で得点するも、9-21と11点のビハインドを背負ったまま前半を折り返した。

シュートを放つ井橋
前半とは打って変わり、後半はディフェンスでしっかりと守り攻撃につなげ、早大ペースで試合を進めた。まずは鶴田文乃(スポ3=山梨・日川) が右サイドからシュートを決め、後半の先制点を挙げる。GK川村夏希(スポ4=東京・佼成学園女) が相手のミドルシュートを止め、ディフェンスとの連携で好守を見せる。その直後のオフェンスでは「試合をやっていく中で自分の得意なプレーを出せた」と振り返る山田梨央(スポ2=千葉・昭和学院) が1対1を仕掛け、ゴールを割る。10点以上離れた状況のディフェンスでも、村上や川村の声かけで、早大は集中を切らすことはない。残り15秒のオフェンスでは、村上がバー直撃のミドルシュートを放つ。そのこぼれ球をキープした杉浦亜優(スポ2=愛知・名経大市邨) が体を張り、ペナルティスローを獲得する。井橋がしっかりと決め切り、追い上げを見せた。しかし、前半の大きな点差を覆すことはできず、23-30で試合が終了した。

ゴールを守る川村(右)とディフェンスをする杉浦
筑波大もメンバーを入れ替えていた中、後半は早大が14点、筑波大が9点と得点率で勝った。点差が開いても最後まで集中を切らさずプレーしたことは、残り2戦に良いかたちでつながったと言えるだろう。明日は春季リーグ2位の東海大だ。強豪との戦いが連戦となり、疲労も溜まっていることが予想されるが、全ての力を出し切り勝利をつかみたい。
(記事 渡辺詩乃 写真 小島大典、芦刈れい)
| 関東学生秋季リーグ | ||||
|---|---|---|---|---|
| 早大 | 23 | 9-21 14-9 | 30 | 筑波大 |
| スタメン | ||||
| GK 川村夏希(スポ4=東京・佼成学園女) LW 井橋萌奈(スポ1=東京・白梅学園) LB 浦野詩織(スポ4=愛知・旭丘) PV 杉浦亜優(スポ2=愛知・名経大市邨) CB 村上楓(スポ4=福岡・明光学園) RB 山本桃虹(スポ3=東京・佼成学園女) RW 青木里奈(スポ4=東京・白梅学園) | ||||
| 途中出場 | ||||
| 鶴田文乃(スポ3=山梨・日川) 山田梨央(スポ2=千葉・昭和学院) 山野紗由(スポ2=北海道・釧路江南) 里村采音(商1=岩手・不来方) 作本夕莉(スポ1=福岡・明光学園) | ||||
コメント
山田梨央(スポ2=千葉・昭和学院)
――前半戦では点差がついてしまいましたが、ハーフタイムではどんなことを話しましたか
まずは気持ちを切らさないでやってこうという話をしました。この試合だけで終わりではなくインカレとかにも繋がる大事な試合だから、まずは気持ちを切らさないで、絶対に逆転できるというようにチームで気持ちをちゃんと一つにする話をしました。プレー的なことでは、筑波大はポストのプレーが結構強いため、そこでやられないようにという話し合いがあったのですが、ポストにやられました。また、ミドルはある程度打たせてもいいから、ポストを強く守ろうというように前半途中で切り替わったのですが、その対応もできてなかったので、後半はまずはその修正をしていこうという話になりました。
――フィジカルの強い筑波大に対して、どのような守り方や攻め方をしようという話がありましたか
フィジカルが強いので、やはり体にいったりすると自分が退場になったり、ボールをつながれて最終的にノーマークで打たれるってことが今まで多かったので、しっかりボールまでつぶし切るというのと、体じゃなくて腕やボールをしっかりつぶそうという意識でやってました。
――試合の中でそうした守り方や攻め方を実践することはできましたか
できている部分もあったのですが、やはり試合の最初の方は自分たちが受け身になって最初から出すことができなくて、試合の中で慣れてそれをできるようになっていくという感じだったので、試合の序盤からしっかり徹底してできたらよかったと思います。
――フローターでほぼフル出場でした。パスやシュートの判断など、落ち着いてプレーしていたように感じましたが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか
試合に出ていく中ではやはり途中出場だったので、最初の方はプレーが固くなってミスが目立ったのですが、試合をやっていく中で自分の得意なプレーを出せたのはよかったと思います。また、それを最初からちゃんと出せるようにしたいです。
――次戦への意気込みをお願いします
明日は東海大との試合で、今までの試合は全部、自分たちのミスから逆速攻とかで点差を離されてしまうことが多かったので、 明日もしっかり気持ちを作って、絶対に勝てるようにしたいと思います。
井橋萌奈(スポ1=東京・白梅学園)
――今日の試合を振り返って
前半は勢いに乗れなかったです。ディフェンスがうまくいかず、相手のポストに結構点を入れられてしまいました。またディフェンスがうまくいかないと攻撃にもつなげにくく、速攻にも乗れず、前半は悪い空気でした。ですが、後半はだんだん修正でき速攻にもつなげることができました。後半はディフェンスで守り切って攻撃につなげられて良かったです。
――サイドシュートの決定率が高かったです。この試合も含めてサイドシュートの調子はどうですか
最近調子が悪かったのですが、この試合はとにかく打ち切るということを考えていました。自分の課題として練習の時はちゃんと飛べるんですが、試合になると早打ちしてしまってキーパーが見えなくなってしまっていたので、その反省を生かして今回の試合はしっかり飛んでキーパーをしっかり見て思いっきり打ったら、たまたまかわからないですが入ったので今日のシュートは良かったと思います。
――ペナルティスローは秋季リーグでほとんど決めています。夏に強化してきましたか
何もしていないです。ですが、自分はキーパーとの駆け引きがあまりうまくないので自分の好きなコースに思いきり打つということを心掛けています。
――次戦への意気込みをお願いします
次戦の東海大学は筑波大学と違いフィジカル面よりもスピードが早いチームなので、自分はサイドアタックとしてクロスアタックを早く行きすぎないなど自分ができることをやり、シュートも全て決め、勝てるように頑張りたいと思います。