日本を下して2連勝を飾ったイングランド代表だが、そのパフォーマンスに母国メディアは納得していないようだ(C)Getty images 現地時間9月17日(日本時間18日)、ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会のプールD第2戦が行われ、…
日本を下して2連勝を飾ったイングランド代表だが、そのパフォーマンスに母国メディアは納得していないようだ(C)Getty images
現地時間9月17日(日本時間18日)、ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会のプールD第2戦が行われ、世界ランク14位の日本代表は同6位のイングランド代表と対戦。12-34で敗れ、今大会初黒星を喫した。これで日本は1勝1敗となった。
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前回大会準優勝の強豪イングランドに初白星とはならなかった。日本は前半に一時3点をリードするが、24分にイングランドのルイス・ラドラムにトライを決められ逆転を許し、前半は9-13のビハインドで折り返した。
後半には松田力也のペナルティーゴールで12-13と1点差に迫る反撃を見せたが、イングランドに3つのトライを許して逃げ切られた。過去10戦全敗のイングランド相手に初白星を飾ることはできなかった。
イングランドは初戦のアルゼンチン戦に続き2連勝。前半は日本に粘られたが、後半には3トライを決めるなど計4トライを奪い、ボーナスポイントを得て勝ち点5を獲得した。しかし、英メディアは日本戦を終えたイングランド代表に厳しい評価を下している。
現地メディア『The Guardian』は記事を配信。「スティーブ・ボースウィック監督率いるチームは事実上ベスト8進出を決めたが、ボールが何度も上空へ飛んでいくたびにスタジアムに鳴り響いたブーイングが、この試合の雰囲気を物語っていた。たしかにイングランドは、2戦2勝という成績を残しており、キックにこだわった戦術の正当性を示すものとして挙げるだろうが、この試合の最初の65分間のプレーでイングランドのラグビーに対する認識が一歩前進したと称賛する人は、自分をからかっている」と記載。日本に粘りを見せられた前半の戦いぶりを挙げ、イングランドに辛口評価をした。
また、アイルランド紙『The Irish Times』も記事を配信し、イングランドについて「日本が接戦に持ち込み、イングランドは自らのコントロールを失いかけた」「日本がプレッシャーの中で攻めあぐねており、イングランドはそれに救われた」と記載し、“苦戦”に厳しい評価下した。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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