スーパーラグビーはレギュラーシーズンで上位だった8チームによるプレーオフに突入。7月21日にオーストラリアのキャンベラ(GIOスタジアム)で準々決勝第1試合がおこなわれ、昨季王者のハリケーンズ(ニュージーランド)がホームチームのブランビー…

 スーパーラグビーはレギュラーシーズンで上位だった8チームによるプレーオフに突入。7月21日にオーストラリアのキャンベラ(GIOスタジアム)で準々決勝第1試合がおこなわれ、昨季王者のハリケーンズ(ニュージーランド)がホームチームのブランビーズに35-16で逆転勝ちし、連覇へ前進した。

 序盤に2トライを許し追う立場となったハリケーンズだが、5-13で迎えた前半25分、ゴールに迫ると、TJ・ペレナラが密集から出したボールがPRベン・メイの頭に当たってインゴールに跳ね返り、CTBジョーディー・バレットが押さえ、トライが認められた。
 その後、互いにPGを決め、15-16で折り返す。

 ハーフタイム前にイエローカードをもらって14人となったハリケーンズだが、後半の立ち上がりはよく、48分(後半8分)にPGで逆転。

 オーストラリア・カンファレンス代表の意地を見せたいブランビーズは、堅守とブレイクダウンの好ファイトで簡単には主導権を渡さず、白血病を克服したクリスチャン・リアリーファノが後半から出場し果敢な走りなどでチームを鼓舞したが、次第にペースをつかんだディフェンディングチャンピオンは敵陣でプレーし続け、65分にもPGで加点しリードを広げた。

 ハリケーンズはさらに68分、脳しんとうから復活してベンチ入りしていた主将のHOデイン・コールズが好走で右サイドを抜け出し、SHペレナラにつないで大きな追加点を獲得。75分にはCTBジョーディー・バレットのインターセプトからWTBウェス・フーセンのトライが生まれ、ブランビーズを振り切った。

 準々決勝残り3試合は22日におこなわれる。対戦カードは、クルセイダーズ対ハイランダーズのニュージーランド勢対決(クライストチャーチ)、ライオンズ対シャークスの南アフリカ勢対決(ジョハネスバーグ)、そして日本代表のリーチ マイケルがNO8で先発するチーフス(NZ)が南アのケープタウンでストーマーズと激突する。