阪神11Rのローズステークス(3歳牝・GII・芝1800m)は伏兵のココナッツブラウン(牝3、栗東・上村洋行厩舎)で高配当を狙う。  前走で1勝クラスを勝ったばかりとあって、実績では大きく見劣る。ただ、ここまで4戦2勝、2着2回。負けた…

 阪神11Rのローズステークス(3歳牝・GII・芝1800m)は伏兵のココナッツブラウン(牝3、栗東・上村洋行厩舎)で高配当を狙う。

 前走で1勝クラスを勝ったばかりとあって、実績では大きく見劣る。ただ、ここまで4戦2勝、2着2回。負けた2戦も勝ち馬とはクビ差、半馬身差だから、まだ底を見せていない。とりわけ前走の1勝クラス(札幌芝1800m)はインパクトがあった。典型的なスローペースの中、中団から1頭だけ桁違いの末脚を発揮して3馬身差の圧勝。推定上がり3Fは11.8-11.1-11.3だから、相当に優秀なものだった。少し古いが、15年に1勝クラス(札幌芝2000m)→ローズSを連勝したタッチングスピーチとイメージはかぶる。

 鞍上の横山武史騎手はこれまで阪神の重賞で[2-2-4-14]の勝率9%、複勝率36%。自身の重賞のアベレージを上回る成績を残している。今回はパートナーの能力を評価しての関西遠征。ならば実績馬を尻目に秋華賞の優先出走権獲得、さらには一気のタイトル奪取まで導いてくれそうだ。