世界を舞台にした檜舞台に立つ日本代表。彼らは強さには注目が集まっている。(C)Getty Images いよいよ世界との激闘が幕を開ける。 現地9月8日にラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会がスタートする。4年前の母国大会で史上初の8…

世界を舞台にした檜舞台に立つ日本代表。彼らは強さには注目が集まっている。(C)Getty Images

 いよいよ世界との激闘が幕を開ける。

 現地9月8日にラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会がスタートする。4年前の母国大会で史上初の8強入りを果たした日本代表は、初戦のチリ戦(10日)に向けて、すでにトゥールーズ入り。順調に調整を進めている。

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 4年前の日本大会では、ロシアとの初戦に勝利して弾みをつけると、アイルランド、サモア、スコットランドと強豪を次々と撃破。惜しくも準々決勝で、王者となる南アフリカに敗れたものの、猛者たちと互角以上に渡り合ったサムライたちは世界から称賛された。

 メンバーも様変わりするなか、予選リーグD組でチリ、イングランド、サモア、アルゼンチンと戦う日本。4年前に一大センセーションを巻き起こした彼らに対する海外メディアの期待は小さくない。

 予選リーグで対決するイングランドの衛星放送『Sky Sports』は、予選リーグのライバルたちを展望する記事において、日本を「手ごわい実力を持つ国だ」と称賛。さらに同チームのキーマンには「ナンバー8」を務める姫野和樹をピックアップして「ボールの運び方とブレイクダウンのオペレーターとしても超一流のヒメノは素晴らしい才能を持っている」と警戒を強めた。

 さらに英紙『The Guardian』も予選リーグを展望する記事内で「最も予想できないプールであり、最も面白いプールであるかもしれない」と指摘。日本については、「開催国としてアイルランド、スコットランドに勝利してプールを制した4年前の彼らのパフォーマンスは記憶に新しい。そして、観る者を高揚させた2015年の南アフリカ戦での驚くべき勝利に触れずに日本について言及するのも不可能な話だ」と過去2大会における飛躍ぶりを強調。そのうえで「ブレイブ・ブロッサムズ(日本の愛称)はダイナミックな15人ラグビーのワールドカップで、ここ2大会はどこよりも輝いてきた」と紹介した。

 直前のテストマッチでは、6戦で1勝5敗と振るわなかった日本。それでも“ラグビーの母国”から警戒網を敷かれる勇敢な戦士たちが、本大会で地力を発揮できるかに注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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