女子ゴルフの国内メジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」(長崎県・パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ/6755ヤード、パー72)は7日、第1ラウンドが行われ、稲見萌寧、山内日菜子、西郷真央が通算5アンダーで首位発進し…

女子ゴルフの国内メジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」(長崎県・パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ/6755ヤード、パー72)は7日、第1ラウンドが行われ、稲見萌寧、山内日菜子、西郷真央が通算5アンダーで首位発進した。1打差4アンダー4位タイに山下美夢有ら6人がつけている。

◆【実際の映像】「初めて獲ったメジャーなので、上位でずっと争いたい!」初日トップの稲見、インタビューで大会への想いを語る

■稲見が後半バーディラッシュ決める

強い風に翻弄される選手がいる一方で、午前スタート組を中心に、実力者がきっちりスコアを伸ばし、上位に名を連ねた初日。

この日の最注目組、菅沼菜々、小祝さくら、稲見の第16組は午前イン・スタート。稲見は10番でボギーが先行するも、11番でバウンスバック。以降はパーで、前半イーブンで折り返す。菅沼は1バーディ。小祝は3バーディ、2ボギー。ともに1つ伸ばして後半へ。

稲見はアウトに入ると、1番、2番連続バーディ。5番からは3連続バーディ。ショット、パットとも冴え、後半5つ伸ばして5アンダー単独首位で後続を待った。菅沼は2番、6番、8番バーディで、ボギーフリーの安定したゴルフ。小祝は2番、5番、8番バーディ。両選手ともトップと1打差の4アンダー。注目組3人はいずれも好スタートを切った。

その3つ後ろの第19組で回った山内はパットが好調。前半3バーディ、1ボギーと2つ伸ばし、後半も3バーディを積み重ね、稲見と並ぶ5アンダー首位タイで初日を終えた。

一方、午後スタート組は強い風に加え、乾いて難易度の増したグリーンにてこずり、スコアメイクがままならない。そんな中、もっとも伸ばしたのが西郷。1イーグル、2バーディと4つ伸ばして折り返すと、後半10番バーディで首位を捕らえるも、続く11番でダボ。

しかし、15番、17番バーディで再び5アンダー首位に並んでホールアウト。午後スタート組では一人、出色のプレーを見せた。

明日2日目は今日よりは風が弱まる予報だが、午前・午後での有利・不利が出てくるのか、注視して見守りたい。

■主な上位選手順位

上位選手の主な順位は以下の通り。

1位タイ/5アンダー/稲見萌寧、山内日菜子、西郷真央 4位タイ/4アンダー/ペ・ソンウ(韓国)、菅沼菜々、小祝さくら、山下美夢有、岩井明愛、イ・ミニョン(韓国) 10位タイ/3アンダー/仁井優花、内田ことこ、安田祐香、岩井千怜

後藤未有、鈴木愛、桑木志帆、蛭田みな美、青木瀬令奈は2アンダー14位タイ。高橋彩華、佐藤心結は1アンダー24位タイ。福田真未、ささきしょうこ、上田桃子、神谷そら、仲宗根澄香はイーブンパー33位タイ。阿部未悠、竹田麗央、申ジエ(韓国)、穴井詩、原英莉花は1オーバー43位タイにつけている。

金澤志奈、野澤真央、佐久間朱莉は2オーバー61位タイ。川岸史果、脇元華、櫻井心那、永峰咲希、吉本ひかるは3オーバー73位タイ。リ・ハナ(韓国)は4オーバー84位タイ。菊地絵理香は5オーバー99位タイ。藤田さいき、吉田優利、ディフェンディング・チャンピオンの川﨑春花、宮澤美咲は7オーバー116位タイ。小滝水音は12オーバー131位タイと出遅れた。

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文●河野道久

#日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯 🏆|#Round1

🎙ホールアウト後インタビュー🎙
🏌️‍♀️#稲見萌寧
🏆POS:暫定1位(ホールアウト時点)
📊SCORE:-5#JLPGA pic.twitter.com/wdSiKHWvCE

— 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA) (@JLPGA_official) September 7, 2023