セントラル・リーグ公式表彰「月間 JERA セ・リーグ AWARD」の8月度の月間大賞を決める公開選考会が9月4日に実施され、圧倒的な打棒を発揮した巨人・岡本和真が選出された。■第6回セ・リーグ公式配信番組「JERA セ・リーグ レジェン…

 セントラル・リーグ公式表彰「月間 JERA セ・リーグ AWARD」の8月度の月間大賞を決める公開選考会が9月4日に実施され、圧倒的な打棒を発揮した巨人・岡本和真が選出された。

■第6回セ・リーグ公式配信番組「JERA セ・リーグ レジェンド LIVE」はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=0mu3xrHE8sU

■「月間 JERA セ・リーグ AWARD」はこちら
https://cl-award.jp/

今季から新設された「月間 JERAセ・リーグAWARD」は、公式記録員とレジェンドOBの意見によって決定するリーグ公式表彰。JERAセ・リーグ公式戦全375試合(交流戦を除く)において、公式記録員が勝利に最も貢献した選手を独自の視点でノミネートし、月間単位でチーム別に集計を行って球団代表選手6名を選出した後、宮本慎也氏(ヤクルト)、佐々木主浩氏(DeNA)、鳥谷敬氏(阪神)、高橋由伸氏(巨人)、前田智徳氏(広島)、川上憲伸氏(中日)の各球団のレジェンドOBたちが、セ・リーグ公式配信番組「JERA セ・リーグ レジェンド LIVE」での公開選考会による合議・投票において1名の月間大賞選手を選出する。3・4月度は村上頌樹(阪神)、5月度は細川成也(中日)、交流戦があったために6・7月度とした前回は森下暢仁(広島)が受賞した。

迎えた8月度の各球団のノミネート選手は、4試合に先発して7回1失点、8回1失点という内容で2勝(1敗、防御率2.29)を挙げた小川泰弘(ヤクルト)、逆転弾、勝ち越し弾など勝負強い打撃を続けて月間打率.362、7本塁打、26打点を残した牧秀悟(DeNA)、同じく勝負所での働きが目立ち、月間打率.300、3本塁打、16打点と活躍した佐藤輝明(阪神)、そして特大アーチ連発で月間打率.318、12本塁打、25打点の岡本和真(巨人)、さらに5試合に先発して防御率2.18と安定した投球を続けた中、17日の阪神戦で5安打完封劇を披露した床田寛樹(広島)、そして16日の巨人戦、27日のDeNA戦と2本のサヨナラタイムリーを放った宇佐見真吾(中日)となった。

それぞれの選手についてレジェンドOB陣からは称賛の言葉が送られたが、始まった公開討論では「もうどっちかです」と宮本氏が言えば、「迷っています。内容的には甲乙つけがたいです」と高橋氏も頷く。宇佐見の活躍に対する評価も高かったが、「岡本vs牧」の一騎討ちの様相となった。その流れの中で迎えた注目の投票では、岡本に4票(宮本氏、佐々木氏、高橋氏、前田氏)が集まり、牧に2票(川上氏、鳥谷氏)となり、“1発投票”で岡本の受賞が決まった。

【写真提供:共同通信】

 今季が高卒9年目の岡本は、WBC参戦の疲れも見せずに開幕から快音を続けた。7月に打率.221、4本塁打、13打点と調子を落としたが、その分、この8月に大爆発(打率.318、12本塁打、25打点)。2、3日のヤクルト戦で2試合連続2本塁打を放つと、6日の広島戦では1試合3本塁打と手がつけられない状態で、議長を務めた川上氏が「チームに一番貢献した。豪快な引っ張りのホームランというのが印象にもすごく残った。完璧でした」と評価すれば、高橋氏は「4番バッターらしいホームランというところで評価した」と褒め称えた。

 「月間 JERA セ・リーグ AWARD」のノミネート情報は、セ・リーグ6球団の公式Twitterや特設サイトにて発信され、最終的には年間の総ノミネート数を基に「年間大賞」の選手を選出する。「JERA セ・リーグ レジェンド LIVE」では、公開選考会の他、テーマに沿ったOBトークやファンからの質問コーナー、今後のペナントレース展望などの時間も設けられ、レジェンドたちが熱く、楽しく語り合っている。次回配信は10月11日(水)の19時配信開始予定。シーズン終盤“勝負の9月”からも目が離せない。