■ エリキ不在の町田が10戦負けなしの群馬と激突 首位チームが、手堅く勝点1を積み上げた。 J2リーグ33節が9月2…
■ エリキ不在の町田が10戦負けなしの群馬と激突
首位チームが、手堅く勝点1を積み上げた。
J2リーグ33節が9月2、3日に開催され、首位のFC町田ゼルビアはザスパクサツ群馬とのアウェイゲームに臨んだ。
群馬は簡単な相手ではない。21節から10試合連続負けなし(4勝6分)と好調だ。直近2試合が悪天候で中止となり、消化試合数が「2」少ないなかで、前節まで7位につけている。
群馬のホーム・正田醤油スタジアム群馬では、2位のジュビロ磐田、3位の清水エスパルス、4位の東京ヴェルディが引分けに終わっている。5位のV・ファーレン長崎は敗れた。群馬はここまで行なわれたホームゲーム15試合を、わずか9失点で乗り切っている。これはリーグ最少だ。
FWエリキが長期離脱中の町田は、前節と同じようにFWミッチェル・デューク、FW藤尾翔太が2トップを組む。前線からの連動した守備、DF鈴木準弥とDF翁長聖のロングスロー、2トップを生かした縦に速い攻撃と、エリキ不在でもチームの強みがブレることはない。
前半8分には得点機を作り出す。MF平河悠の左足シュートを相手GKが弾くと、セカンドボールに藤尾が反応する。右足のシュートがバーを叩いた。その後は一進一退の攻防となり、前半は0対0で折り返した。
■町田は開幕戦以来のスコアレスドロー
後半もスコアは動かない。黒田剛監督は70分以降に交代カードを切り、プレスの強度を維持しながら攻撃の変化を求める。しかし、相手ゴールをこじ開けることはできない。実に開幕戦以来となるスコアレスドローで、群馬と勝点1を分け合った。
2位の磐田、3位の清水が引分けており、この試合に勝てば勝点差を広げることができた。試合後の黒田監督は、「2試合連続のクリーンシートで、アウェイで勝点1を積み上げられたことをポジティブに考えたい」と話した。
町田の通算成績は20勝7分5敗で、勝点は「67」だ。2位の磐田とは「9」、3位の清水とは「10」の差がある。しかも、町田は消化試合数がひとつ少ない。
32試合で勝点67のペースは、過去の昇格チームと比べても申し分ない。22年のJ2を制したアルビレックス新潟は勝点62、2位の横浜FCは勝点63だった。
21年は上位2チームがシーズン中盤から抜け出し、32試合を消化して首位の磐田が勝点69、2位の京都サンガF.C.が勝点67を稼いでいた。20年は優勝した徳島ヴォルティスが勝点65、2位のアビスパ福岡が勝点62だった。
J1昇格ラインを昨年2位の横浜FCと同じ勝点80に設定すると、町田は残り10試合で勝点13を加算すればいい。昨年優勝の新潟と同じ勝点84でも、勝点「17」である。ここまでの戦いを見れば、彼らには高くないハードルだ。
次節はアタッカー陣が不在だ。平河と藤尾がU―22日本代表に、デュークがオーストラリア代表に招集されたため、9日の栃木SC戦を欠場する。
エリキ、藤尾、デュークと3人のストライカーを欠くなかで、前線をどのように構成するのか。そのうえで、勝点3を奪うことができるのか。町田にとってはJ1昇格への試金石となる一戦だ。