今回はともに200メートル個人メドレーに出場する松本信歩(スポ3=東京・東学大付)と木崎京香(政経2=東京・早実)に話…

 今回はともに200メートル個人メドレーに出場する松本信歩(スポ3=東京・東学大付)と木崎京香(政経2=東京・早実)に話を伺うことができた。今季の振り返りからインカレ(日本学生選手権)に臨む今の様子を聞いた。

※この取材は8月15日に行われたものです。

海外で自分のレースができなかった(松本)


200メートル個人メドレーで3連覇がかかるが、意識はしていないという松本

――木崎選手から松本選手の紹介をお願いします

木崎 信歩さんは普段はクラブは別で練習してるんですけど、同じ東京ということもあって、小さい頃からいつもトップにいてすごいなっていう印象です。あとは勉強との両立もすごいしてるので、憧れています。

――紹介を聞いてどうですか

松本 いや、なんかそんな(笑)。でも同じ個人メドレーでやっているのとか、京香ちゃんが勉強頑張ったりしているのも、色々話聞いたりはしてるので、一緒に頑張っていこうって感じです。

――松本選手から木崎選手の紹介をお願いします

松本 京香ちゃんとは昨日まで学内で一緒に合宿したりしていたんですけど、同じチームで練習させてもらって、練習も真面目に頑張ってる様子はすごい見させてもらってました。去年のインカレのレースとかも見ていたんですが、やっぱり個人メドレーの選手として結果は気になってるし、背泳ぎもやっていて本当にいろんな種目で頑張っているなっていうのは感じます。

――紹介を聞いてどうですか

木崎 やっぱり同じ種目というのもあって、全く別の種目の人とかよりは、レースとかも結構よく見てるので、お互いに頑張りたいなと思います。

――最近ハマっていることはありますか

松本 もう全然水泳関係ないんですけど、ピアノを弾くのに最近またハマってます。

――どんな曲を弾くんですか

松本  J-POPの曲を弾きます。楽譜をコンビニで印刷できるものがあって、コンビニで印刷してそれを使って弾いてます。小さい頃から、3歳ぐらいからピアノやってたので、家にあるピアノで弾いています。

――木崎選手はどうですか

木崎  最近は夏休みに入って、練習が2回とか増えたので、2回の練習の間にゴロゴロ休みながら漫画読んだりアニメ見たりしてます。

――おすすめはありますか

木崎 今ハマっているのは『BLEACH』っていう漫画で、ちょうど7月からアニメやってるので、ちょこちょこ見てます。

――世界水泳(世界選手権)で印象に残ったレースはありますか

松本 私はユニバ(ワールドユニバーシティゲームズ)の合宿中で、食堂で見たっていうだけで本当にちょっとしか見てなくて。大橋(悠依=現イトマン東進)さんの2個目の予選のレースをたまたまやっていたので見ていたんですけど、地元開催、日本開催の応援の雰囲気とか、緊張感とか、レースを楽しんでる感じとかは伝わってきて、その後にユニバだったので、刺激を受けてユニバに行ったっていう感じです。

木崎 私は結構、ほとんど夜の決勝とかは見たんですけど、一番印象に残ってるのは本多灯(日大)選手の200メートルバタフライです。多分インタビューとか聞いてると、すごい調子がいいというわけじゃなかったと思うんですが、その中でもタイムをある程度出して、ちゃんとメダルっていう結果を残してるというのを見て、自分は調子が悪いと気持ちも落ちてタイム落ちたりしがちなので、すごいなと思って見ていました。

――今季の振り返りをお願いします

木崎 4月の日本選手権は、私は200の個人メドレーだけ出たんですけど、思ったよりタイムが出なくて。今シーズン、特に4月からはあんまり調子がいいレース、タイムが出たレースというのはなかったんですけど、7月に入ってからは、短水路のレースで自己ベストが出たり、関カレ(関東学生選手権)では今シーズンの中では一番いいタイムが出せたりしているので、悪いなりにちょっとずつ調子が上がってきてるかなという感じです。

松本 4月の日本選手権で、ずっと世界水泳の代表を目標にしてやってきてはいたので、ちょっと悔しいスタートから始まりました。早慶戦もユニバも、結局メインとしていた200メートル個人メドレーではいい結果が出せなかったんですけども、リレーでクロールをいっぱい動かせてもらって、そちらではいいタイムが出せたりしていました。そこまでいいとは言えない感じではきているんですけれども、インカレでは結果を残したいなと思ってやってるところです。

――松本選手にユニバーシティゲームズの振り返りをお聞きしたいです

松本 ユニバーシアード、最初のレースからすごく調子も体の動きも良くて、リレーはどれも今まで持ってたタイムよりすごくいいタイムで全部泳げたというところで、200メートル個人メドレーもすごくいいタイム出るかなと自分でも思ったんですけど、そこで全然タイムが出なくて。もちろん日本と海外とで条件が色々違ったりという部分もあるんですけど、海外で自分のレースができなかったなっていうのはすごく今反省して、インカレどうしようかなと考えているところです。本当に夜遅くにレースしてまた次の朝にレースみたいな、そういうすごいきついスケジュールでレースしたり。そのような厳しい条件の中でもタイムを出すことの大変さを身に染みて感じたので、今後そういうことを生かしていけたらいいなと思います。

――木崎さんに伺います。2年生になって大会などで気持ちの変化などはありましたか

木崎 そうですね。去年はまだ入ってそんなに時間も経ってなくて、レースは今まで通りだけど、それ以外のところとかだとわたわたして落ち着かないところもありました。今年はそれでもだいぶ慣れてきて、落ち着いてレースできるかなっていうのと、1年生でも結構ベスト更新している選手も多いので、刺激をもらっています。

ームの結果に貢献できるように頑張りたい(木崎)


木崎は今年は落ち着いてインカレを戦いたいと話した

――では改めてインカレの出場種目と目標を教えてください

松本 出場種目は50メートルの自由形と200メートル個人メドレーです。どちらも目標は自己ベストということで、ユニバーシアードで達成できなかった、200メートル個人メドレーで2分10秒台という目標を、もう1回インカルでリベンジしたいなと思っています。

――3連覇というところはあまり意識はしないようにという感じですか

松本 周りから言われるとは思うんですけど、自分ではとりあえず自己ベストというところです。

――木崎選手お願いします

木崎 私は200メートルの背泳ぎと200の個人メドレーに出ます。2個目メ(200メートル個人メドレー)は去年も泳いでいて、去年は結構大ベストで得点も取れたので、今年はそのベストを超えられるようにしたいです。200の背泳ぎは背泳ぎ自体大きな大会に出るのが結構久々なので、楽しみつつもベスト更新したいです。

――重点的に取り組んでいる課題はありますか

松本 ユニバが結構自由形のレースが多くなっていたので、 個人メドレーもやってはいたんですけど、インカレに向けてはもっと個人メドレーにシフトしていくというか、4種目ちゃんともう1回泳げるようにして臨もうという感じです。

木崎 今は背泳ぎの調子はだいぶいいと思うので、それを維持しつつ、個人メドレーのバタフライと平泳ぎがベストの時と比べると、まだ上がってないかなっていう感じがするので、本番までにバタフライと平泳ぎを上げていければいいなと思います。

――昨年の対談でもバタフライと平泳ぎが苦手だとお話されていましたが、1年経って変化はありましたか

木崎 平泳ぎは去年のインカレだとタイムが上がったのですが、今年に入ってから平泳ぎがあまり噛み合わないなと感じるようになってきていたので、それを調子がいいときに戻したいという感じです。

――他大で注目している選手はいますか

木崎 個人メドレーとかだと、同じタイムに10人いたりするので、この人に注目とかはあんまりしていなくて。ベストが速くても本番速いとは限らないので、私は本番に自分がベスト出せば結果を残せると思ってやっています。

松本 事前にみんなが何秒になっているとかは認識したりはしないんですけど、一緒にユニバに2個メ(200メートル個人メドレー)に出た石原(愛依=神奈川大)選手とかはインカレでもどのぐらいのタイムを出してくるかなっていうのは、楽しみにしています。

――これまでのインカレで印象的だったレースはありますか

木崎 去年の女子の400のメドレーリレーで、多分予選8位通過で決勝にいったと思うんですけど、決勝はすごい優勝争いしてるのを、応援しながら見ていて。もちろん決勝でタイムを上げるようにはしていると思うんですけど、そういう応援とかインカレの雰囲気とか、そういうのも含めて、普段だったら上がらないぐらいタイムが上がってるから、インカレのパワーみたいなものを感じました。

松本 一番印象に残っているのは、1年生の時、2年前の800メートルフリーリレーに出させてもらった時で、メダル取れたらいいねってみんなで話して泳いでいました。一泳二泳が4年生で最後のインカレというのと、三泳四泳が私と小原天寧(スポ3=東京・目黒日大)と二人1年生だったので、4年生の思いをすごく感じながら持ちタイムより何秒も早いタイムで二人とも泳いで、銀メダルが取れたっていう、すごくインカレの力を感じたレースでした。

――思い出に残っている4年生とのエピソードはありますか

木崎 今の4年生は女子の選手が今牧まりあ(女子主将、スポ4=長野・飯田)さん一人なので、関わる頻度というか機会もすごい多かったかなっていうふうに感じます。普段の練習は別なので、日常のエピソードはないんですけど、この間の早慶戦の時に水球を近くで応援していて、普段会う時は自分たちの試合中だと集中していたりとか、休んでたりとかっていう場面が多いんですが、その時はもうみんなで盛り上がって応援していて、普段見ないまりあさんが見られたみたいな感じはしました(笑)。

――普段今牧選手の盛り上がっている様子はあまり見ないですか

木崎 あまりそういう、はしゃはしゃげる場所にいる時がそこまでないので、普段見られない姿が見られました。

松本 直近のエピソードになるんですが、昨日まで一緒に早稲田の学内の選手の皆さんと合宿させてもらって、ご飯一緒に行かせてもらったりとかしたんですが、普段関わる機会が少ない分、一緒に集まれるときにみんなで話そうよと。チームとしての交流機会を作ってくださっているっていうのが、すごくありがたいというか、嬉しいなと思います。

――自分以外で早大の注目選手を挙げてください

松本 私は小原さんにしたいと思います。もう本当にオープンウォーター(OW)に初めて出て大会で優勝したりとかしていて、私にはOWは縁がないなって感じですけど、いっぱい泳いですごいなって思うこともあります。また今年に入って自己ベストをばんばん更新して、驚くぐらいタイム伸ばしているので、またインカレでタイム出してくれるんじゃないかなと、勝手に期待しています。

――小原選手も松本選手をユニバでの自由形がすごいと注目選手に挙げていましたが、実感はありますか

松本 ユニバでも元々はこんなに自由形ばっかり泳ぐ予定はなくて、最初から結構タイムが良かったのでいっぱい使ってもらったっていう感じなんですけど、多分日本でやっていたらああいうレースできなかったなと思います。周りに自分より断然速い選手しかいない中で、いつもの自分とはまた違ったようなレースができたというのはすごい大きいと思いますし、それを今後日本で、インカレで、どう生かすかっていうところかなと。タイムの出し方みたいなところは分かったので、それをまた今度日本で見せられたらいいなと思います。

――木崎さんはどうですか

木崎 私は4年生の今牧まりあさんです。この間の関カレで、専門の半フリ(50メートル自由形)でベストを更新していて、去年もインカレでメダルを取ってると思うんですが、今年も関カレでもベストですごい調子がいいなというふうに感じてるので、インカレでのレースも楽しみだなと思っています。

――今回のインカレに向けての気持ちを一言で表すならどんな言葉を選びますか

松本 「限界突破」でお願いします。ユニバも毎日レースだったんですけど、インカレも多分8レース、9レースとかあると思うので、どこまで自分が頑張れるかを挑戦したいなっていうことで選びました。

木崎 「冷静に」でお願いします。去年のインカレではさっきも言った通り、自分の中で結構あたふたしてしまって。私は最初のレースがもう3日目で、1日目2日目のすごいいい結果を見て、気持ちがすごい高ぶったまま、落ち着かないまま泳いでしまったんです。予選はベストだったんですけど、決勝とか、次の日の400の個人メドレーとかは最初の1発目で出し切っちゃった感が出たので、今年はインカレ全体を通して落ち着いて、2種目目のレースも1個1個ちゃんとタイムが出せるようにしたいと思います。

――自身の注目ポイントをお願いします

松本 50メートル自由形の方はスタートと浮き上がりという最初のところがすごい得意なので、そこでどう前に出られるかっていうのをポイントにしています。200メートル個人メドレーは、レース展開とかはちょっとまだ何も考えてないんですけど、1年生の時にベストを出して、2年生の時もベストを出して、3年目はどういうレースでどういうタイム出すかというのを見てほしいと思います。

木崎 200の背泳ぎはベストの時も前半から結構入っていて今回もそういうレースをしようと思うので、その前半のところに注目してほしいというか、自分がそうしようかなと思っています。200の個人メドレーでは去年ベストを出してるので、それを超えたいなっていうのと、あと私はバタフライが1番苦手で、最初だいぶへこんじゃうんですが、その後の背泳ぎ、得意なところでどれだけ上がっていけるかがポイントだなと思います。

――インカレに向けての意気込みをお願いします

松本 インカレはすごく注目度が高くて見てくださる方も多いと思うので、大学の代表としてしっかりとどのレースもちゃんと結果を出してっていうことを意識して頑張りたいと思います。ぜひ早稲田の応援をお願いしたいと思います。

木崎 早稲田は女子は特に少数精鋭という感じでどの人も結果を出してるということが多いので、自分も最低限どちらの種目でも得点を取って、チームの結果に貢献できるように頑張りたいと思います。応援お願いします。

――ありがとうございました!

(取材・編集 新井沙奈)

◆松本信歩(まつもと・しほ)

167センチ。東京・東学大付高出身。スポーツ科学部3年。実はご家族にユニバーシティゲームズでの泳ぎを「下手」といじられてしまったという松本選手。インカレでもユニバーシティゲームズと同様多数のレースに出場して、チームに貢献してくれるでしょう!

◆木崎京香(きざき・きょうか)

168センチ。東京・早実高出身。政治経済学部2年。1年生の頃はインカレであたふたしてしまい、力を十分に発揮できなかったという木崎選手ですが、2年生になり成長した姿を見せてくれるはずです!