「ホームアドバンテージは作ってくれたが、最高とは言えない。満席じゃない。うちのベンチの前に誰もいない。なんで?(トム・ホーバス監督)」 「昨日の試合チケットは完売で、チケット欲しくても手に入らなかったって人たくさんいるって聞いてるのに、…

「ホームアドバンテージは作ってくれたが、最高とは言えない。満席じゃない。うちのベンチの前に誰もいない。なんで?(トム・ホーバス監督)」


「昨日の試合チケットは完売で、チケット欲しくても手に入らなかったって人たくさんいるって聞いてるのに、ベンチ前の席ガラガラだったの意味がわからなすぎる。大人の事情らしいけど、来ない人にチケット配るなら、ほんとに来たい人に売ってあげるべきでしょ(渡邊雄太)」

25日、沖縄アリーナで幕開けしたバスケットボール・ワールドカップ(W杯)。1次リーグE組の(世界ランク36位)日本代表は、(世界ランク11位の)ドイツと対戦し、コート外での思わぬアクシデントに見舞われてしまったようだ。なんと開催国である日本代表の初戦で、多くの空席(複数の法人が購入した法人観覧用座席)が発覚してしまった。

今大会の会場となる「沖縄アリーナ」は1万人規模の大型施設として知られており、バスケットボールの試合でも約8000人の収容が可能。しかし、日本対ドイツの観客数は僅か6397人。事前に一般販売された入場チケットは、ほぼ完売状態だったというがベンチ正面中央の座席には空席ブロックが存在してしまった。

この由々しき問題を受けた国際バスケットボール連盟(FIBA)が急遽、日本語で声明を発表し世界各国のメディアもこの空席問題を一斉に報じている状態だという。

「沖縄アリーナで開催されたドイツ対日本戦において空席がありました。該当席は複数の法人により購入された座席で、理由は不明ですが昨日開催された試合に来場されませんでした。現在この件について調査を行っており、以降の試合において同様の事案がなきよう、最善を尽くしてまいります」

日本バスケットボール協会(JBA)と日本組織委員会も急遽、共同声明を発表している。

「開催国として、選手たちが満員の観客の前でプレーできる環境を実現し、バスケットボールの素晴らしさを全ての方々にお伝えするべく関係者一同努めてまいりましたが、結果としてそれを叶えることができず、大変遺憾に思います。現在、明日以降の試合における対応について、主催者であるFIBAと協議を続けております。引き続き、選手たちへの温かい応援をよろしくお願いいたします」

渦中の日本戦チケットは27日午前0時、1次リーグE組の日本戦のチケットが一部、急きょ追加販売されることになった。

アクセスが集中し混雑する大会公式チケット予約ページ

27日に予定されている日本代表の第2戦〜フィンランド戦、そして29日に予定されている日本代表の第3戦〜オーストラリア戦には(27日15時現在も)アクセスが集中している状態でファン・ブースターは不安と困惑、そして怒りの声をSNS上にあげている。

「マジか再販始まった!」「チケット買えたーーーーーーーーー」「満員の会場で選手を応援しよう!」「公式からは発表無し?」「今更?」

バスケットボール日本代表・渡辺雄太も自身のSNSで「おー!」と反応するなど、大会期間中のコート内外は慌ただしい時間が流れているようだ。試合開始まで数時間を切った今、私たちスポーツファンが願うことは、ただ一つしかない。

コートで日の丸を背負い戦う選手、そしてその戦いを後押しするファン・ブースターが1分1秒、バスケットボールというスポーツに集中する為にも、コート外でのネガティブ要素は出来るだけ排除してもらいたい。今大会、迅速な対応と調査を行ってくれた大会運営にリスペクトしながら、全てのバスケットボールファン・ブースターに「応援」という後押しで、このアクシデントをひっくり返して欲しいものだ。

日本代表が挑むW杯第2戦、フィンランド戦は今日27日の21時10分試合開始となる。

文/スポーツブル編集部

渡邊雄太選手〜撮影/スタジオアウパ

画像/(C)JBA 

東京ミッドタウン日比谷で25日夜開催されたパブリックビューイングには約400名が集った

日本のW杯初陣が行われた25日夜、東京ミッドタウン日比谷・1Fアトリウムで行われたパブリックビューイングには(立ち見客も含め)およそ400名のファン・ブースター、参加者が駆けつけている。

来場者の一人、50代・会社員の男性からはこんな声も。

「沖縄に見に行きたかったんですけど仕事はあるし、見に行けなかった。勤務先が近くなので帰りに立ち寄れると思って、今日は同僚と一緒に来てます。 ちょうど外に飲食もあったので、少し気合いを入れてから来ました。1ゴール1ゴール盛りあがれて、楽しいです。仕事終わりなら火曜はまたきてもいいかもです」

また30代会社員の女性は、W杯の興奮を味わったようだ。

「 ミッドタウン日比谷は帰り道で、一昨日ファンゾーンを通り過ぎて、PVを知り、友達と応援に来てみました。サッカーのPVは行ったことあるんですけどバスケットは生で見たことなくて、盛り上がり方、雰囲気がわかんないかもと思ってたんですけど、みんなわぁー!!って騒いですごく盛り上がって、ちょっと生で見てみたくなりました。結果は残念だったけど、楽しかったです。」

応援・チケット問題を今こそ❣️日本列島一丸の応援で、跳ね返すチャンス❣️フィンランド戦が、今か今かと待ち遠しい。

パブリックビューイング撮影&コメント取材/ Special thanks  IZUMIーSAN& Basket Lovers & ALL STAFF