FIBAランキング2位のアメリカ代表は、25日からスタートする「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」へ向けてスペ…

 FIBAランキング2位のアメリカ代表は、25日からスタートする「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」へ向けてスペインでエキシビジョンゲーム2試合をこなした。

 8月13日(現地時間12日、日付は以下同)にはルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)不在のスロベニア代表(同7位)を相手に92-62、翌14日には1位のスペイン代表との一戦に98-88で勝利を飾り、8日のプエルトリコ代表戦からエキシビジョンゲーム3戦無敗とした。

「最高のバスケットボールの試合だった。素晴らしい雰囲気だった。我々にとっては最高のチャレンジであり、素晴らしいチーム相手に戦ったこのチームの選手たちのことをとても誇りに思う。スペインは第3クォーターでランに成功し、リードも手にしていた。私は選手たちが見事にやり返し、第3クォーター終盤の締めくくりと第4クォーターの序盤に見せたプレーを気に入っている」

 スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ/ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が試合後にそう話したように、スペイン戦は序盤から両者譲らずの展開で、第3クォーターに入ってスペインが反撃して逆転に成功。だがそこからアメリカが挽回し、世界ランキングトップ2という注目の一戦を制した。

 このスペイン戦ではジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス)がフィールドゴール9本ノーミスで計21得点、ジャレン・ジャクソンJr.(メンフィス・グリズリーズ)が14得点5リバウンド3ブロック、ミケル・ブリッジズ(ブルックリン・ネッツ)が12得点、アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)とブランドン・イングラム(ニューオリンズ・ペリカンズ)、オースティン・リーブス(ロサンゼルス・レイカーズ)がそれぞれ11得点、タイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)が12アシストをマーク。

 2連戦というタフな日程となったものの、ブリッジズはカーHCをはじめとするコーチ陣の働きを称えていた。

「コーチたちのことをすごく信頼している。彼らが僕らのためにすごくいい準備をし、スカウト(スカウティングリポート)を用意してくれる。プエルトリコはスペインとは違う相手であって、僕らは最大級の自信を手にし、コーチ陣が毎晩やってくれていることを信じている。僕らがやることは、コートに立って自分たちにできる限りハードにプレーすること」

 スペイン遠征を終えたアメリカ代表は、15日にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビへ移動。そこで19日にギリシャ代表、21日にドイツ代表とのエキシビジョンゲームをこなし、ワールドカップ本戦の会場となるフィリピンのマニラへ乗り込む。

【動画】アメリカとスペインによるエキシビジョンゲームのハイライトはこちら!