IFSCクライミング世界選手権(スイス・ベルン)は11日(日本時間12日)、ポストファイナンス・アリーナでボルダー&リ…
IFSCクライミング世界選手権(スイス・ベルン)は11日(日本時間12日)、ポストファイナンス・アリーナでボルダー&リードの女子決勝を行い、日本の19歳・森秋彩(あい)がリードでの逆転で3位に入りパリ五輪代表に内定した。
3位以内に入ればこの種目で最初の五輪代表内定が決まる中、日本勢は森が準決勝2位、野中生萌が同5位でファイナリスト入り。優勝候補筆頭のヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)、オリアーヌ・ベルトン(フランス)、ブルック・ラバトゥ(米国)、ジェシカ・ピルツ(オーストリア)、キム・ジャイン(韓国)、アナスタシア・サンダース(米国)の6人と五輪内定の3枠をかけて争った。
ボルダーは第1課題からサプライズ。本来はリードに強いピルツが前の2人とは異なるムーブをチョイスして1トライ目から第2ゾーンを獲得、2トライ目に完登する。その後このダイナミック系課題を登り切ったのはラバトゥとガンブレットのみで、ノーミスによる完登で25ポイントを得た。スラブの第2課題は流行中の反転ムーブをキムとサンダースが失敗したあと、ピルツが壁側を向いたまま攻略するなど再びキレの良さを見せてトップまでたどり着く。バランス系課題を強みとする森は完登。難しい足の踏みかえを決めた野中は最後のホールドをとらえ切れずポイントを伸ばせなかった。
第1課題を完登したピルツ(写真:© Lena Drapella/IFSC)
ガンブレットは強靭なフィジカルを駆使し完登者ゼロだった第3課題を一撃した(写真:© Lena Drapella/IFSC)
第4課題を唯一完登した野中(写真:© Lena Drapella/IFSC)
34歳のベテランが1番手で好成績(写真:© Lena Drapella/IFSC)
リード課題を登るピルツ。五輪内定を決めた(写真:© Lena Drapella/IFSC)
声援に感謝する野中(写真:© Lena Drapella/IFSC)
森の五輪内定には96ポイント以上が必要となった(写真:© Lena Drapella/IFSC)
完登に迫る(写真:© Lena Drapella/IFSC)
五輪内定を喜ぶガンブレット(写真:© Lena Drapella/IFSC)
表彰台=(左から)ピルツ、ガンブレット、森
<リザルト>
1位:ヤンヤ・ガンブレット(SLO)177.0pt(B 84.9pt/L 92.1pt)
2位:ジェシカ・ピルツ(AUT)
157.1pt(B 69.0pt/L 88.1pt)
3位:森 秋彩(JPN)
140.6pt(B 44.5pt/L 96.1pt)
4位:ブルック・ラバトゥ(USA)
137.8pt(B 69.8pt/L 68.0pt)
5位:キム・ジャイン(KOR)
106.2pt(B 14.1pt/L 92.1pt)
6位:オリアーヌ・ベルトン(FRA)
93.8pt(B 54.7pt/L 39.1pt)
7位:野中 生萌(JPN)
93.5pt(B 54.4pt/L 39.1pt)
8位:アナスタシア・サンダース(USA)
69.7pt(B 24.6pt/L 45.1pt)
※上段左から順位、氏名、所属国
※下段左から2種目の合計ポイント、各種目のポイント(B=ボルダー、L=リード)
※3位までがパリ五輪出場内定
CREDITS
文
編集部 /写真
© Jan Virt/IFSC