高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は11日、北海道士別市で重量挙げ男子が行われ、55キロ級は海洋(京都)の泊幸大郎…

高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は11日、北海道士別市で重量挙げ男子が行われ、55キロ級は海洋(京都)の泊幸大郎選手(3年)がトータルで高校新記録を出して優勝した。

身長1メートル57と最軽量級でも小柄だが、トータルで高校新記録をたたき出した。「昨年の悔しさを晴らすことができた。めっちゃ気持ちいい」。スナッチ、ジャーク、トータルすべての1位を示す三つの金メダルを首にかけ、手には高校新の認定証。会心の笑顔を見せた。

昨夏は失意の総体となった。スナッチで2位につけたが、ジャークで試技を3回とも失敗し、トータルの記録は残らなかった。「来年絶対にリベンジしてやる」。この悔しさが1年間の原動力で、精神力と技術を徹底的に向上させた。

週1、2日は高負荷のバーベルでハードな練習を繰り返し、大舞台でも自信を持って臨めるようになった。「パワーでは勝てない」と割り切り、バーベルを直線的に持ち上げ、バランスを崩さないテクニックを磨いた。

今大会はスナッチ103キロ、ジャーク127キロを挙げ、そのトータルの230キロが高校記録になった。だが、「スナッチもジャークも、練習ではもっと重いバーベルを持ち上げていた」といい、伸びしろ十分だ。

これから、秋の国体や全日本ジュニア選手権がある。「更なる高校新記録や、ジュニア記録を出したい」。その時間はまだ残っている。(高橋剛志)