全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は9日、新たに卓球とアーチェリーが始まり、バレーボール男子などと合わせて北海…

全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は9日、新たに卓球とアーチェリーが始まり、バレーボール男子などと合わせて北海道で6競技が行われた。アーチェリー女子個人で、近大付(大阪)の和田蒼選手が優勝を果たした。

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アーチェリー女子個人は、近大付の和田蒼選手(2年)が2年連続の優勝を果たし、貫禄を見せた。同校の泉華蓮選手(3年)が4位、今井希海選手(2年)が8位と3人全員が入賞し、団体の決勝トーナメント進出を決めた。

昨夏に大会新記録で優勝し、代表チームの選考会で5位に食い込み過去最年少で日本代表入りを経験した和田選手。個人2連覇への重圧もあり、焦りから体が硬くなっていた。

それでも、中学まで所属していた「セキ・アーチェリージュニアクラブ」(岐阜県関市)の仲間から「頑張って」という応援のメッセージや、会場まで駆けつけた恩師の応援を力に変えた。

和田選手は「目標としていた大会新記録は出せなかったが、連覇できてうれしい。団体でも男女での優勝を目指したい」と笑顔で語った。