セントラル・リーグ公式表彰「月間 JERA セ・リーグ AWARD」の月間大賞公開選考会が8月7日に実施され、森下暢仁(広島)が6・7月度の月間大賞に選出された。 今季から新設されたリーグ公式表彰「月間 JERA セ・リーグ AWARD」…

 セントラル・リーグ公式表彰「月間 JERA セ・リーグ AWARD」の月間大賞公開選考会が8月7日に実施され、森下暢仁(広島)が6・7月度の月間大賞に選出された。

 今季から新設されたリーグ公式表彰「月間 JERA セ・リーグ AWARD」は、公式記録員とレジェンドOBの選考によって決定する。JERAセ・リーグ公式戦全375試合(交流戦を除く)において、公式記録員が”勝利に最も貢献した選手”を独自の視点でノミネート。月間単位でチーム別に集計を行い、球団代表選手6名を選出した後、宮本慎也氏(ヤクルト)、佐々木主浩氏(DeNA)、鳥谷敬氏(阪神)、高橋由伸氏(巨人)、前田智徳氏(広島)、川上憲伸氏(中日)の各球団のレジェンドOBたちがセ・リーグ公式配信番組「JERA セ・リーグ レジェンド LIVE」での公開選考会による合議・投票において、1名の月間大賞選手を選出する。

交流戦によって6月のセ・リーグ公式戦の試合数が少なかったために「6・7月度」として集計された今回は、7月に2本の代打決勝タイムリーを放つなど存在感を見せた川端慎吾(ヤクルト)、計6試合で完封を含む3勝を挙げて安定感抜群かつ気迫溢れる投球を続けたトレバー・バウアー(DeNA)、勝負強い打撃でプロ初本塁打を含む3本のアーチを放ったルーキーの森下翔太(阪神)、5試合で4勝を挙げて防御率2.38と好投を続けた山﨑伊織(巨人)、3勝、防御率1.78に加えて決勝3ランも放った森下暢仁(広島)、移籍後初アーチを含めて期間中に打率.348の好成績を残した宇佐見真吾(中日)が、各球団の代表選手としてノミネートされた。

そして「今月は難しい」「迷いますね」として始まった公開討論では、各選手に対する評価を各OBが語り合った中、「バウアー投手と森下投手が成績的には抜けている」(鳥谷氏)、「個人的にバウアーのファン。気持ちが前面に出て、期待通りのピッチング。これだけいい場面で打てる森下翔もすごい」(宮本氏)などの意見が出たが、投票では森下暢が最多の3票(宮本氏、高橋氏、川上氏)を集め、バウアー(2票:佐々木氏、鳥谷氏)、森下翔(1票:前田氏)を退け、「月間 JERA セ・リーグ AWARD」に選出された。

【写真提供:共同通信】

 今季がプロ4年目となる森下暢は、6月28日のDeNA戦(マツダスタジアム)で7回8安打2失点のピッチングを披露すると同時に5回裏にレフトへ今季1号3ランを放って勝利に貢献すると、7月12日の巨人戦(東京ドーム)では8安打を許しながらも要所を締めて今季初完封勝利。さらに同22日の中日戦(マツダスタジアム)でも8回6安打3失点(自責2)で勝ち投手になるとともに打者として2塁打を放った。今回の6・7月の対象期間中、計5試合に先発して3勝1敗、防御率1.78、そして大学時代から定評のあるバッティングでも印象的な働きを見せた。

 「月間 JERA セ・リーグ AWARD」の3・4月度は村上頌樹(阪神)、5月度は細川成也(中日)が選ばれている。ノミネート情報は、セ・リーグ6球団の公式Twitterや特設サイトにて発信され、最終的には年間の総ノミネート数を基に「年間大賞」の選手を選出する。「JERA セ・リーグ レジェンド LIVE」では、公開選考会の他、テーマに沿ったOBトークやファンからの質問コーナー、今後のペナントレース展望などの時間も設けられ、レジェンドたちが熱く、楽しく語り合っている。次回は9月4日(月)の19時配信開始予定。真夏の8月決戦では、誰が、どのような活躍を見せるのか。期待と注目が集まっている。

■第5回セ・リーグ公式配信番組「JERA セ・リーグ レジェンド LIVE」はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=jkeqsbRISx0

■「月間 JERA セ・リーグ AWARD」はこちら
https://cl-award.jp/