全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は8日、新たにバレーボール男子と柔道が始まり、ソフトボール男子などと合わせて…
全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は8日、新たにバレーボール男子と柔道が始まり、ソフトボール男子などと合わせて5競技が北海道で行われた。自転車男子4000メートル団体追い抜きで、千原台(熊本)が優勝を果たした。
過酷な練習仲間と絆強く 千原台3年・植本健新主将
ゴール直後、天を仰いで優勝の喜びをかみ締めた。あふれる涙を右腕でぬぐいながら、過酷な練習にも負けなかったチームメートとの絆の強さを感じていた。
縦一列になった4台が風よけの先頭を交代しながら、時速50キロ以上で疾走する競技。ロードで長距離を走り込んで息を合わせる練習が一般的だが、過去に起きた練習中の事故を受け、ロード練習が制限された。熊本地震の影響で競技施設も使えず、体育館に設置したトレーニング器具を使ってひたすらペダルをこぐ練習を続けてきた。
「地獄だった」。景色が変わらない中での練習は精神的にもきつかった。自分たちを追い込み、ハンデを乗り越えたからこそ、「互いを信じて走れるようになった」と振り返る。
決勝では1走の中島拓海選手(3年)が好スタートを切り、序盤から差を広げた。「前の2人が作ったペースを信じて走れた」と3走としてリードを守り切った。「誰か一人でも欠けていたら絶対に優勝できなかった」。4人で顔を見合わせ、最高の笑顔をはじけさせた。(浅井望)