NFLのレジェンドであるトム・ブレイディ氏が、チャンピオンシップ(イングランド2部)のバーミンガム・シティの少数株主とな…

NFLのレジェンドであるトム・ブレイディ氏が、チャンピオンシップ(イングランド2部)のバーミンガム・シティの少数株主となった。

スーパーボウルで7度優勝した伝説的なクウォーターバックは、バーミンガムのオーナーである『ナイトヘッド・キャピタル・マネジメントLLC』とパートナーシップを締結し、クラブのアドバイザリーボードの会長に就任する。

また、クラブは「スポーツ科学部門と協力して健康、栄養、ウェルネス、回復のシステムやプログラムについてアドバイスするなど、クラブのいくつかの要素にわたって広範なリーダーシップの経験と専門知識を応用する」と、ブレイディ氏の役割について説明している。

さらに、ブレイディ氏は、クラブと協力して世界的なマーケティング活動に取り組み、新たな商業機会を探っていくことになる。

トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインらを中心にフットボール界でもリスペクトの対象として知られる偉大なる元アスリートは、今回のバーミンガムへの経営参画について以下のように語っている。

「これが契約だ。私は正式にバーミンガム・シティ・フットボール・クラブに加わることになる」

「『トム、イングランドのフットボールについて何を知っているのか』と、聞かれるかもしれない。まあ、学ぶべきことはたくさんあるとだけ言っておこう。でも、“勝つこと”については少しは知っているし、それはかなりうまく説明できると思う」

「成功は、世界が注目していないときに努力することから始まることを私は知っている。チームは姿を現し、その背後で支えてくれる都市なしでは意味がない」

「最も重要なことは、自分がアンダードッグであることが好きなことを知っているということだ。バーミンガムの道のりは長かったが、ファンは信じることを決して止めなかった」

「すぐにセント・アンドリュースで会いましょう。仕事に行く時間だ」

バーミンガムに本拠地を置く同クラブは1875年に創設されたイングランド屈指の歴史を誇るクラブ。ただ、通算タイトルは2度のEFLカップに限られ、2010-11シーズンのプレミアリーグ降格以降は、チャンピオンシップでも長らく低迷。2016-17シーズン以降は17位以下が続いており、残留争いに巻き込まれる日々が続いている。