全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は28日、北海道苫小牧市でソフトテニスの女子個人が行われ、決勝で前田梨緒、…
全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は28日、北海道苫小牧市でソフトテニスの女子個人が行われ、決勝で前田梨緒、中谷さくら組(兵庫・須磨学園)が4―1で片山麻衣、近藤明日咲組(香川・尽誠学園)を破り、優勝した。
コートの上では笑顔を絶やさなかった2人が、優勝を決めると涙を浮かべてチームメートたちと喜びを分かち合った。前田と中谷が、3度目のインターハイで初優勝を飾った。
前田の緩急自在のストロークと、1メートル69の長身を生かして前に出る中谷の攻撃的なプレーがかみ合った。決勝でも「最後は攻めようと思っていた」と中谷。マッチポイントでは前田のカットサーブで相手の返球が浮いたところを見逃さず、強烈なボレーで試合を決めた。
1年生の頃からペアを組んでインターハイに出場しているが、思うような結果は出ず、昨年の大会も5回戦で敗退。ただ、この1年間は「2人とも自分にも仲間にも厳しくなった」と山田あゆみ監督。プレーで引っ張るだけでなく、時にはチームメートを鼓舞し、引き締めた。練習のレベルはおのずと高くなり、中谷は「校内戦でも弱点を突かれ、そのたびに修正できたから強くなれた」と振り返った。
切磋琢磨せっさたくま の日々は、大舞台での余裕にもつながった。「練習だと思って、最後まで楽しみながらやれた」と前田。決勝を含む8試合で、失ったゲーム数はわずか四つ。チーム全員の努力が、エースペアの圧倒的な強さに結実した。