7月15日から23日にかけて、スペインで「FIBA U19女子バスケットボールワールドカップ2023」が開催された。  決勝…

 7月15日から23日にかけて、スペインで「FIBA U19女子バスケットボールワールドカップ2023」が開催された。

 決勝の舞台ではアメリカとスペインが激突。第1クォーターではアメリカ、第2クォーターではスペインが試合の流れをつかむと、34-34の同点で試合を折り返した。アメリカの2点リードで第4クォーターを迎えるが、試合残り45秒にスペインに同点とされる。それでも、アメリカが残り22秒に勝ち越しに成功し、最後は69-66で激闘を制した。

 2019年、2021年に続き、3連覇を果たしたアメリカは、通算10回目の優勝を手にした。一方、開催国として臨んだスペインは、通算3度目となる決勝での敗退を喫し、初優勝にはまたしても一歩及ばなかった。

 また、3位決定戦ではカナダとフランスが対戦。5点ビハインドで第4クォーターを迎えたカナダだったが、最後の10分間で巻き返し、68-68でオーバータイムへ突入する。延長戦では中盤から試合終了にかけて、カナダが10-0のランを作り、80-73でフランスを撃破。2017年大会以来となる2度目の銅メダルを獲得した。

 今大会の最優秀選手にはスペインのイヤナ・マルティン・カリオンが選ばれた。決勝では惜しくも敗れたが、平均16.1得点2.7リバウンド3.3アシスト2.6スティールと躍動。また、オールスター5にはマルティン・カリオンに加え、アメリカのジョイス・エドワーズとハンナ・ヒダルゴ、カナダのトビー・フルニエ、フランスのレイラ・ラカンが選出されている。

 6位で大会を終えたU19女子日本代表は、大脇晴(東京医療保健大学2年)が総得点で105得点(平均15.0得点)を記録し、今大会の13位タイにランクイン。また、都野七海(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)は平均4.7アシストを挙げ、4位に名を連ねた。

 今大会の最終順位は以下のとおり。

■「FIBA U19女子バスケットボール ワールドカップ2023」最終順位

1位:アメリカ

2位:スペイン

3位:カナダ

4位:フランス

5位:マリ

6位:日本

7位:チェコ

8位:リトアニア

9位:オーストラリア

10位:ドイツ

11位:イタリア

12位:エジプト

13位:中国

14位:ブラジル

15位:チャイニーズ・タイペイ

16位:アルゼンチン

【動画】スペインvsアメリカ 決勝戦のハイライト!