■メイショウシンタケ
【中間調整】決め手はいいものがあるが、脚元の不安やスタートひと息でいつも後ろからの競馬となるため安定味に欠けるのが欠点だった。それでも3勝クラスに上がってちょうど1年目だった3走前の戎橋Sを鋭く差し切って勝利。オープン入り初戦だった六甲Sは道悪と前が止まらない展開に泣き9着までだったが、オープン2戦目だった前走・米子Sは10番人気という低評価を覆し見事な差し切り勝ちを収めてみせた。
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その前走が3カ月の休み明けだっただけに、まだ余力は十分ということか、短期放牧を挟んでの中京記念へ駒を進めることが早い段階で決定。予定通り7月上旬に帰厩し、9日の中間初時計では坂路14-14で体をほぐした。1週前追いはCW単走。終い重点にメリハリのある動きを見せ、ラストは数字以上の切れを感じさせた。
【最終追い切り】レース当週もCWで終い重点の単走。序盤は折り合いに専念し、リズミカルな走りで直線に向かうと、直線半ばからの仕掛けに猛然と反応する。単走とは思えない気合い乗りを感じさせ、ラスト1F11秒3(強め)と上々の切れだった。
【見解】“ルーティン”と言える1週前・最終追いのCW単走2本でほぼ仕上がる馬。今回も狂いなくこのルーティンを踏襲し、順調そのものだ。もちろん楽に走って時計面は着実に短縮しているあたり、成長著しい。前走からさらに数段上の状態かもしれない。米子Sをフロック視するのは禁物と言える。
総合評価「S」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。