世界を舞台に躍進を続ける日本。彼らを支えた石川にも賛辞が相次いだ。(C)Getty Images いよいよ表彰台が見えてきた。現地7月20日にポーランド・グダニスクで行なわれたバレーボールのネーションズリーグ準々決勝で、スロベニア代…

世界を舞台に躍進を続ける日本。彼らを支えた石川にも賛辞が相次いだ。(C)Getty Images

 いよいよ表彰台が見えてきた。現地7月20日にポーランド・グダニスクで行なわれたバレーボールのネーションズリーグ準々決勝で、スロベニア代表を対戦した日本代表は3-0で勝利。目標としてきたベスト4進出を果たした。

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 予選ラウンドを2位で通過した日本の勢いは決勝ラウンドでも衰えていなかった。相手は昨年の世界バレーでベスト4に駒を進めていた難敵スロベニアだったが、この日も多彩な攻撃で圧倒した。

 とりわけ圧巻のパフォーマンスを披露したのはキャプテンの石川祐希だ。4本のブロックを含む両チームトップの27得点を挙げ、攻守でチームを牽引。東欧の雄を撃破する立役者となった。

 負ければ終わりのラウンドで、過去最高順位だった5位(2022年)以上を確定させた日本。悲願のベスト4入りを果たした「龍神NIPPON」(現・男子バレー日本代表の愛称)には、海外メディアからも賛辞が送られている。

 イタリアのスポーツ専門メディア『OA Sport』は「日本がスロベニアを圧倒した」と銘打ったマッチレポートを掲載。そのなかで「日本はこの権威ある大会で正真正銘の実力を持っていることを証明した。とくに解き放たれたイシカワが、溢れんばかりのエネルギーによるパフォーマンスを披露した」と、日本の精神的支柱であるエースの躍動を絶賛した。

 また、対峙したスロベニアのスポーツ局『Sport TV』は「日本のサムライたちがスロベニアの翼を切り裂いた」と賞賛。試合内容については「日本は非常に良いパフォーマンスを見せた。彼らの前にスロベニア代表はことごとく攻撃を止められ、素早い試合展開にもついていけなかった。日本は勝利に値するチームだった」と強調した。

 現地7月23日に行なわれる準決勝では、ポーランドvsブラジルの勝者と対戦する日本。いずれも世界ランク1位と4位の強敵だが、“龍神NIPPON”の快進撃はどこまで続くのか。彼らの一挙手一投足に注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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