卓球のWTTコンテンダーチュニス<6月20~25日/チュニジア>が行われ、張本美和(木下アカデミー)が女子シングルスで優勝。また木原美悠(木下グループ)と組んだ女子ダブルスでも準優勝と健闘した。日本選手の同士討ちが多く見られた女子シングルス…

卓球のWTTコンテンダーチュニス<6月20~25日/チュニジア>が行われ、張本美和(木下アカデミー)が女子シングルスで優勝。また木原美悠(木下グループ)と組んだ女子ダブルスでも準優勝と健闘した。

日本選手の同士討ちが多く見られた女子シングルスを制したのは15歳の張本美和。初戦から落ち着いたプレーで危なげなく勝ち上がると、準決勝では木下アビエル神奈川のチームメイトでもある長﨑美柚(木下グループ)と対戦。ゲームカウント0-2と追い詰められた第3ゲームから強打が決まり始めて逆転勝利をおさめた。

決勝も世界ランク16位のシン・ユビン(韓国)に対して終始有利に試合を進め、今年3月のWTTフィーダーアンタルヤ以来となる自身2度目のシニア国際大会優勝となった。

張本美和vsシン・ユビン Photo:World Table Tennis

張本に敗れた長﨑はベスト4。またその長﨑に準々決勝で敗れた木原美悠(木下グループ)がベスト8。2回戦で笹尾明日香(日本生命)を下した平野美宇(木下グループ)はブラジル選手に敗れてベスト8に終わった。

女子ダブルスでは、準決勝で木原美悠/張本美和ペアと平野美宇/長﨑美柚ペアが激突し、木原/張本が勝利。しかし、決勝ではインドペアに敗れて張本はシングルスに続く優勝とはならなかった。

平野美宇/長﨑美柚 Photo:World Table Tennis

男子シングルスは、及川瑞基(木下グループ)が2回戦で世界卓球2019男子シングルス3位のアン・ジェヒョン(韓国)を撃破して8強入り。準々決勝もフランツィスカ(ドイツ)と競り合いになったがフルゲームで惜しくも敗れた。

及川瑞基 Photo:World Table Tennis

【各種目結果】

●男子シングルス
優勝:シェルベリ(スウェーデン)
準優勝:フランツィスカ(ドイツ)
3位:孫聞(中国)、ファルク(スウェーデン)

●女子シングルス
優勝:張本美和(日本)
準優勝:シン・ユビン(韓国)
3位: 長﨑美柚(日本)、タカハシ(ブラジル)

●男子ダブルス
優勝:パク・ガンヒョン/チャン・ウジン(韓国)
準優勝:チョ・デソン/チョ・スンミン(韓国)
3位:アン・ジェヒョン/イム・ジョンフン(韓国)、タッカー/シャー(インド)

●女子ダブルス
優勝:S.ムカルジー/A.ムカルジー(インド)
準優勝:木原美悠/張本美和(日本)
3位:平野美宇/長﨑美柚(日本)、シン・ユビン/チョン・ジヒ(韓国)

●混合ダブルス
優勝:林昀儒/ 陳思羽(台湾)
準優勝:イム・ジョンフン/シン・ユビン(韓国)
3位:劉夜泊/ 劉瑋珊(中国)、グナナセカラン/バトラー(インド)

Photo:World Table Tennis

【日本選手の結果(最終ラウンドの記録)】

●男子シングルス
及川瑞基【ベスト8】2-3 フランツィスカ(ドイツ)
神巧也【1回戦敗退】1-3 アポローニャ(ポルトガル)
英田理志【1回戦敗退】1-3 シェルベリ(スウェーデン)
松島輝空【予選T2回戦敗退】1-3 マイスナー(ドイツ)

●女子シングルス
張本美和【優勝】4-2 シン・ユビン(韓国)
長﨑美柚【ベスト4】2-3 張本美和
木原美悠【ベスト8】2-3 長﨑美柚
平野美宇【ベスト8】1-3 タカハシ(ブラジル)
笹尾明日香【2回戦敗退/ベスト16】0-3 平野美宇

●男子ダブルス
及川瑞基/松島輝空【1回戦敗退】2-3 ランビエ/アレグロ(ベルギー)
神巧也/英田理志【1回戦敗退】2-3 チョ・デソン/ チョ・スンミン

●女子ダブルス
木原美悠/張本美和【準優勝】1-3 S.ムカルジー/A.ムカルジー(インド)
平野美宇/長﨑美柚【ベスト4】1-3 木原美悠/張本美和

●混合ダブルス
※日本選手のエントリーは無し

張本美和 Photo:World Table Tennis