室内練習場に打球音が響く。それを小学生が懸命に追う。ノッカーは野球塾「ISSEY’s BASEBALL 」の代表・中村一生さんだ。 中村さんは、東海大付属浦安高校時代の3年夏に全国高等学校選手権大会に出場し、チームの準優勝…

室内練習場に打球音が響く。それを小学生が懸命に追う。ノッカーは野球塾「ISSEY’s BASEBALL 」の代表・中村一生さんだ。

中村さんは、東海大付属浦安高校時代の3年夏に全国高等学校選手権大会に出場し、チームの準優勝に貢献。卒業後は国際武道大学に進学すると、2004年のドラフト会議で中日ドラゴンズから指名を受け7年間プレー、そしてオリックス・バファローズで6年間、活躍すると、2016年にはオリックス・バファローズの一軍外野守備走塁コーチに就任。その後は少年野球の指導に当たり、2021年に現在の神奈川県寒川町で「ISSEY’s BASEBALL 」をオープンさせ約160名の小中学生を指導している。

「私は小学校4年生から野球をはじめ、たくさんの監督、コーチ、先生、先輩、同級生、後輩と良い出会いが出来たこと、プロ野球界を離れ、大好きな野球を仕事として子ども達に教えられているという環境と出会いに大変感謝しています」

野球塾と表現してもおかしくはない「ISSEY’s BASEBALL 」の特長は野球指導の他にレッスン前には学業のレベルアップの時間を設けるなど文武両道の方針を打ち出している。またエネルギー補給や集中力を高めるため補食(雑穀米おにぎり)を提供し、レッスン後にはジュニアプロテインなどでリカバリーサポートを行っている。

中村さんは、これまでに多くの監督やコーチからアドバイスを受け、それを実践しながら自分にフィットするプレー理論を確立。この技術や経験、そして野球の魅力を子ども達に伝え、野球界に恩返しするため、第二の人生を育成に捧げる。

「私は決して型にはめる様な押し付ける指導は行なっておらず、必ず一人ひとりとコミュニケーションを取りながら改善点を修正する為に必要な身体の使い方やトレーニングなどを提案しながら指導をさせていただいています」。そして「私が野球少年だった頃は、現在の様にSNSやYouTubeなど情報がありませんでしたが、今はたくさんの情報が流れており様々な知識を得ることができ、技術の引き出しや自分に合うものを見つけられる可能性があるヒントがたくさんあります。情報がたくさんあるだけに、自分に合うもの、合わないものを判別する能力が必要になるとも思っています」と続けた。

「ISSEY’s BASEBALL 」が目指すものは、多くのプロ選手を輩出するだけではなく、大前提として野球を通しての礼儀や協調性、コミュニケーション力、自らが考え行動する力を身に付け社会で活躍する人材を育成することだ。中村さんは“常に挑戦者であれ”をモットーに子ども達の夢を後押ししていく。

なお、「ISSEY’s BASEBALL 」では施設レンタルや随時無料体験を行なっており、レッスン動画などはInstagramやFacebookにて配信。詳しいスクール情報はこちらから!

https://isseys-baseball.com/