分厚い胸板など筋骨隆々の肉体が魅力でもあったオーフレイム。(C)Getty Images  かつて日本列島を沸かせた“超人”の変貌ぶりが世界に小さくない衝撃をもたらした。元K-1グランプリ王者の…

 

分厚い胸板など筋骨隆々の肉体が魅力でもあったオーフレイム。(C)Getty Images

 

 かつて日本列島を沸かせた“超人”の変貌ぶりが世界に小さくない衝撃をもたらした。元K-1グランプリ王者のアリスター・オーフレイム(オランダ)の今である。

 オーフレイムと言えば、2000年代にK-1のヘビー級戦線で、バダ・ハリ(オランダ)やピーター・アーツ(オランダ)といった猛者たちと名勝負を演じた名戦士だ。その実力は総合格闘技でも圧巻で、『PRIDE』や『UFC』など拠点を移しながら67戦47勝(19敗)をマーク。ロイ・ネルソン(アメリカ)やフランシス・ガヌー(カメルーン)といった王者たちと繰り広げたド迫力のマッチアップが人気を博した。

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 そんなオーフレイムと言えば、最盛期には一般男性の太ももぐらいはあるのではと見まごうほどの二の腕など、筋骨隆々の肉体が自慢の巨漢ファイターとしてのイメージが強い。がしかし、現在はすっかり様変わりしてしまったようである。6月19日にRIZIN事務所を訪問し、来日した際の様子がSNS上でアップされたのだが、別のように見えるほど痩せているのだ。

 昨年11月21日に禁止薬物の陽性反応が出たことが発表され、ヨーロッパのキックボクシング団体『GLORY』で1年間の出場停止処分を受けていたオーフレイム。それ以来、目立った行動はなかったが、電撃来日した際に披露された激ヤセっぷりは、海外メディアも驚きの声を上げている。

 今回の来日を伝えた英紙『Daily Mail』は「かつてのオーフレイムは格闘技界で最も恐ろしい体格の持ち主として知られていた」と前置きしたうえで、「劇的な減量を遂げた最近の姿はミドル級クラスの体型に変化し、ほとんど彼だと認識できないほどにやせ細っている」と指摘した。

 また、同紙が「オーフレイムは間違いなく史上最も勲章を手にした格闘家の一人であり、偉大でもある」と指摘した戦士の変わりようにはファンも驚きを隠さない。ツイッターには「この減量は異常だ」「もう誰なのかわからない」「大丈夫なのか?」「とにかく健康なことを願うよ」「ヘビー級には戻れない」といった健康を不安視する声が殺到した。

 現在43歳のオーフレイムだけに、ここから最盛期のような肉体に戻すのは、身体への負担が大きそうだが、はたしてどうなるのか。いずれにしても、レジェンド戦士の今後の動向から目が離せない。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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