ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、NBAキャリア20年目となった2022-23シーズンでも、一線級で活躍を続…

 ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、NBAキャリア20年目となった2022-23シーズンでも、一線級で活躍を続けてきた。

 レギュラーシーズンは55試合の出場で平均35.5分28.9得点8.3リバウンド6.8アシストをマーク。プレーオフでも16試合で平均38.7分24.5得点9.9リバウンド6.5アシスト1.1スティール1.1ブロックを残し、レイカーズをカンファレンス・ファイナルへ導く殊勲者となった。

 38歳の大ベテランは、今年2月にカリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)が保持してきたレギュラーシーズン通算得点記録(3万8387得点)を塗り替え、今シーズン終了時点で通算3万8652得点とし、NBA歴代トップに君臨している。

 これまでのキャリアで、レブロンは優勝とファイナルMVP、シーズンMVPにそれぞれ4度輝いたほか、オールスターとオールNBAチームには各19度、オールディフェンシブチームにも6度選ばれており、引退後のバスケットボール殿堂入りが確実という実績を残してきた。

 そんななか、先日『Bally Sports』のブランドン“スクープB”ロビンソンから「どうしてオールスターのスラムダンクコンテストへ出場しないのか?」と聞かれたレブロンは、このように語っていたと12日にロビンソンが明かした。

「それは俺のキャリアのなかで達成したかったことだと思っていないからだ。俺にとってのゴールではないし、ダンクコンテストへ参加するのはNBA入りしてから一度も考えたことがない。オールスターチーム入りし、リーグのMVPになり、最優秀守備選手賞を獲得し、NBAのチャンピオンシップを勝ち取ること…。俺のゴールはそういったことだった。だからNBAのダンクコンテストというのは決して俺にとってのゴールじゃなかった。それに情熱を注いできたことではなかった」

 レブロンは試合前のウォームアップや試合中に、迫力満点のダンクを炸裂させてハイライトシーンを彩ったり、チームの士気を高めるような強烈な一発をお見舞いし、試合の流れを変えたり、チームへ勢いをもたらすことは多々あった。

 だがオールスターのサタデーナイトで開催される「スラムダンクコンテスト」へ出場することには興味がなく、おそらくこれから先もその考えが変わることはないだろう。

 来シーズンにコートへ戻ってくるかどうかが注目されているレブロン。この男が欲しているのは自身5度目のチャンピオンシップであり、キャリア21年目もプレーするのかどうか、今はただ、NBA界の“キング”による決断を待ちたいところだ。

【動画】レブロンが決めてきた豪快なダンク集はこちら!